||イケメンサンド


「愛しとぉ!!」
「愛してます」
「ちょ、柳生、邪魔するんじゃなか」
「仁王くんこそ邪魔です。どいてください」
「あ、あのう」
「「なんじゃ?/なんですか?」」
「・・・あ、いえ・・・・・・」

皆さんこんにちは。突然ですが聞いてください。なぜか朝からイケメン2人に迫られてるんです。

「綾乃、俺じゃよな!?」
「仁王くん、無理強いはやめたまえ。彼女は私を選ぶ筈です」
「なんじゃと、やーぎゅのくせに!」
「柳生です」
「あ、あはは・・・」

なに?なんなの、この状況。なんで学校の有名人が私なんかに構ってるわけ?仁王くんは少し前に屋上で、柳生くんは一昨日廊下で会ったけれど、それが初対面だし会話も2言くらいだったよ?なのにどうしたのこれ。誰か助けてヘルプミー。

「あのっ、お二人とも、何かご用ですかっ!」
「ああ・・・これはすみません。実は昨日、仁王君と『どちらが貴女にふさわしい男か』という言い争いになりまして」
「俺じゃよな!?」
「いいえ私です」

仁王くんが私の右手、柳生くんが左手を掴む。ちょ、近い近い近い!!落ち着け私、とりあえず深呼吸だ。すーはーすーはー・・・って落ち着けるか!

「このままでは埒があきませんね・・・。仁王君、ここは一発勝負としましょう」
「望むところぜよ」
「え、え?いや、私の意見は?」
「では、綾乃さん」
「綾乃」
「は、はい!?」

二人は私を見つめ、真剣な顔をする。それから私の手を握りしめて口を開く。

「好きです」
「好いとぉよ」

・・・うそーん。


ケメンンド


選べるか!
――――――――――――
こんなサンドされてみたいですね。羨ましい。
リクエストありがとうございました!

2013/2/12 repiero (No,104)


[一覧に戻る]
[しおりを挟む]

[comment]


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -