||Give me!!


頭上に広がる雲ひとつ無い青空。俺は教室にどうしても居たなくて,屋上でサボっていた。

「はぁ…」
「どうしたの?財前くん」
寝転びながら空を眺めて居ると,視界の隅に入り込んだ人影。
それは間違いなく俺が片想いしとる綾乃先輩のもので。

「別に何でも無いっすわ。」

ついそう言って綾乃先輩に背を向けてしまう。ホンマ自分の性格が嫌になるわ…

「そうには見えないんだけどなぁ…謙也がいってたけど,今日財前くん誕生日なんでしょ?」
「まぁ…そうっすね」
「朝からプレゼントいっぱい貰ったんでしょ。」
いいなぁ〜なんて呑気に言ってる先輩。

「全く良くないっすわ。むしろ迷惑なんで」
「なんで??だってエロ本とかAVがいっぱいなんでしょ?マジ羨ましいわ…ん〜んっ絶頂!!」

…は?
まさか…いや,綾乃先輩に限ってそんな筈は

「でも,AVよりBL本とかRPSだよね!!あれはヤバい。想像したら鼻血出てきそうだわ…」
「…」
見事に打ち砕かれた。。今の俺の表情は正しく(゜Д゜;)やろう。
そんな状態の俺には気づかずに次々と腐った単語を並べては悶えている綾乃先輩。

「…せ…先輩?綾乃先輩!!」
「どうしたの?」
「まさか…先輩って腐女子なんすか?」
「そうともいうね!」

満面の笑みで答える先輩。でも私は貴腐人目指してるんだなぁ〜アハッ☆なんて言いのけた。

「でもね,一番欲しいのは間接キスかな!」
「なんで間接キスなんすか?普通はもっと女らしいプレゼント欲しがるんとちゃいます?」
「え,面白く無いじゃん」
「は?」
本日2度目のコレ→(゜Д゜;)。

「プレゼントには面白さを求めなくちゃ!」
「意味分からん!!」

Give me!!
(こんな人好きでええんやろか…(ボソッ )(いいんじゃない?)(舶キこえてたんすか?!)(ええんやろかって所だけ)

---------------------
というか…全然ギャグじゃない!!
repiero様本当にすみません
自分で言っておきながらの低クオ(T_T)
こんな駄文ですが,受け取って下さると嬉しいです。
裏設定的には
・ヒロインは3-2で謙也の隣の席
・ミス四天宝寺に2年連続で選ばれてる
・要するに残念女子
みたいな?

――――――――――――
凛さんよりリクエストのお返しに素敵な小説をいただきました!
私の残念ギャグのお返しにこんな素敵なものを頂いて良かったんでしょうか……。

ありがとうございました!


[一覧に戻る]
[しおりを挟む]

[comment]


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -