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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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座談会〜猛獣・小動物・背徳〜 前編


ある日とある場所に12人の男子高校生が集められました。
茜「なんなんだろうね〜?こんなとこに呼び出してぇ〜」
智広「なんだろね…(きょろきょろ)」
啓介「知らない奴も多いしな…祥平大丈夫か?」
祥平「う、うん…でも何のために集められたのかなぁ」

千秋「和希…(ぎゅうっ)」
和希「あーはいはい…(撫で撫で)しかし見たこと無い人も多いな…何なんだろうな?」
洋一「さあな…取りあえずうろちょろせずにここにいろ(がっちり)」
健太「わ、分かった…(照)」

雅「見たことが無い顔だな…優、嫌なら帰ってもいいんだぞ?」
優「ううん…良く分からないけど、大事な用なんでしょ?俺もいた方がいいならいるよ」
木守「まあ危険はなさそうなので良かったのですが…何の用なんでしょうね?」
橋田「ていうか俺はなぜここに呼ばれたのか自体が分からないよ」

メンバーは上の12人です。
一応ご紹介しておきますと
小動物シリーズよりは柏木茜、川島智広、真淵啓介、高田祥平の4名。
猛獣シリーズよりは火向千秋、岡崎和希、前田洋一、大山健太の4名。
背徳シリーズよりは華宮雅、水橋優、木守剛、橋田守の4名です。
それでは早速座談会を始めてもらいましょう。

◇◇◇◇
『お互いに自己紹介をして歓談してください。テーブルの上に用意してあるお菓子や飲み物はご自由にお食べください』
いきなり部屋の壁に置かれた画面にポーンという音とともに文字が現れ、取りあえず12人は自己紹介をし合います。
部屋には2つテーブルが用意してあり、片方には受け子達の、もう片方には攻めズ達の名前が書かれたプレートが置かれてあります。
初めは受け子と離れることになる攻めズは渋りましたが、テーブルのメンツを見てこのメンツなら大丈夫か、と渋々引き下がることにしました。
テーブルは離れているので声は聞こえませんが、姿は見ることが出来るので何かあればすぐ分かります。
攻めズのテーブルを良く見てみると攻めズのプレートのところには何やら怪しい小瓶が置いてあります。
決してその小瓶に媚薬と書いてあるのが見えたから別れて座ることを了承したわけではありません。
が、攻めズは席に着くとその小瓶を大事に懐にしまったのは言うまでもありません。

ところ変わってこちらは受け子達のテーブルです。
智広「な、なんだか俺と同じような感じの人達がいてほっとしました〜!」
祥平「俺も初め他の人たち見てちょっとびっくりしたからほっとしたよ〜」
和希「俺もだよ、親近感わくって言うかさ」
健太「初めて会った気がしないよな〜!」
優「不思議だけど俺もそんな気がします!」
守「…なんか共通点が分かってきた様な……でもそれならなんで俺まで呼ばれるんだ…?」
どうやら受け子達は自分達と同じ普通な容姿の仲間にすぐ打ち解けたようです。
さてそれでは攻めズのテーブルも覗いてみましょう。

茜「あ〜トモちゃんってばあ〜んな可愛い顔しちゃってぇ!ほ〜んと可愛いなぁ〜!」
啓介「打ち解けたみたいで良かったな、祥平も笑ってるし」
千秋「和希可愛い…」
洋一「まああのメンツなら健太も大丈夫だろうしな」
雅「優も久しぶりに同年代の友達が出来て嬉しそうだな」
剛「和やかな座談会になりそうだな…しかしここに同席していいのかどうか…」
どうやら攻めズはきゃっきゃきゃっきゃと和む受け子にでれでれで全くまだ交流していないようです。
これでは全く座談会の意味が無いので御題を提供しましょう。

『恋人、又は好きな人の自慢をしてください』
ポーン、と今度はそれぞれのテーブルに置かれた小さなパネルにお題が提供されます。
◇◇◇◇
受け子テーブル
智広「!!なっ…なっ!(真っ赤)」
守「……座談会って…こういうことか……」
呆れた様な顔の守以外は皆それぞれ若干顔を赤くしています。
もじもじして話出せないでいる中、意外にも優が真っ先に声をあげました。
優「あっ、あの!そ、その…俺、実は、お、男の人と、つ、付き合ってるんだけど…や、やっぱりそう言うのって、い、嫌かな…?」
折角仲良くなれたのだから、正直に言ってしまおう、と優がおずおずと口を開くと健太がえっと声をあげます。
健太「え、優さんも…!?」優「えっ…も、てことは、健太君も…?」
健太「う、うん…(かあっ)」
優「そ、そっか…!(ちょっと嬉しい)」
和希「……実は、俺、も…」
優「!わ…、なんだか嬉しいなあ…」
祥平「あああああのっ!お、俺は、その、付き合っては無いんですけど、その、す、す、好きな人が、お、おお男の人で…っ(かああっ)」
智広「み、皆恋してるんだ…!お、俺はそういうの、まだで…(かあっ)あっ!でも男同士だからって嫌じゃないよ!」
和希「ありがと、そう言ってもらえると嬉しいよ、でも気になる人もいないの?」
智広「えっ!そ、それは、その、あぅ…(ななななんでここで茜君が浮かぶんだよおおおおお!)」
健太「(あ〜これはもうちょっとかあ…)ち、ちなみに付き合ってる人って、今日一緒に来てた…?」
優「っ!(かあああっ)ぅ、うん…健太君達も…?」
健太「!うん…(かあっ)」
和希「(こくん)……っ(かああっ)し、祥平君は?」
祥平「えっ!あ、あの…け、啓介、です…(真っ赤)」
守「確か真淵さんだっけ?どうやって知り合ったんだ?」
祥平「あ、その、真淵さんが病院に来た時に丁度俺もお見舞いしてて…ゆ、優さん達は?」
優「あ、俺は…雅とは同じ学校だから」
健太「そうなんですか?俺もですよ、洋一とは同じクラスで…後は岡崎達の関係で仲良くなって…」
優「和希君達?」
健太「はい、岡崎とその彼氏も同じクラスなんです」
祥平「じゃあ和希さんも同じクラスで知り合ったの?」
和希「あ、俺は高校に入る前から知ってて…中学時代からの知り合い」
守「へえ〜じゃあ中学から付き合ってるんだ?」
和希「いや、付き合ったのは高校に入ってからで…」
健太「初めて見た時からこれで付き合って無いのかってくらいべたべたしてたけどな(にやにや)」
優「えっどんなふうに?」
健太「いっつも火向が抱きついてたしどこいくのも一緒でしたよ」
和希「っ!ああああれは千秋が勝手に…!(かあっ)」
祥平「火向さんはそんな前から和希さんのこと好きなんですね!(無邪気な笑顔)」
和希「!!!(真っ赤)」
智広「…(茜君も同じことしてるような……?いやいやあれはただのスキンシップで…)」
守「でもそれなら水橋も今はそれぐらいいちゃついてるよな(にや)」
優「!!(真っ赤)」
健太「えっそうなんですか?」
守「そうそう、朝から教室までいちゃいちゃして登校してくるし、昼休みもずっといちゃついてるよな(にやにや)」
優「い、いちゃ…!?そ、そんなことは…!」
守「でこちゅーまでしといて良く言うよ」
祥平「で、でこちゅー…(赤面)」
優「!!!!(真っ赤っか)」
智広「……(でこちゅーはされたことないや…ならセーフだよね?いや何がって言うかその…)」
健太「二人ともらぶらぶなんだな…」
和希「お、大山だって知ってるんだからな!この前恋人繋ぎして帰ってただろ!」
健太「!あ、あれは、よ、洋一が…っ!(かあっ)」
和希「恋人繋ぎしていちゃついてるって皆が噂してたぞ(にやにや)」
健太「!!(真っ赤)」
祥平「あ、あのっ!!こ、こ、恋人繋ぎって、や、やっぱ友達同士ではあんまりしないですよね…?」
守「まあ普通はしてもおふざけですぐ離すよな、なんで?」
智広「!(ええっ!?あ、茜君とよくしてるんだけど…普通じゃないの!?)」
祥平「そ、その、実は、け、啓介と遊びに行くと、最近、て、手をその、こ、恋人繋ぎされて…(かあああっ)」
優「それってかなり脈ありなんじゃない!?」
健太「しかも一緒に遊びに行くんだろ?かなり良い感じじゃん!」
祥平「そ、そうですか…?」
和希「そうだって!案外真淵さんも祥平君のこと…」
祥平「!!なっ!そ、そんなことはっ!!なななないですよ!!お、俺普通ですし真淵さん格好良いですしっ!!(かああああああっ)」
優「祥平君は可愛いって!二人はお似合いだと思うよ?」
祥平「そ、そんな…(真っ赤)ゆ、優さんも華宮さんとお似合いです…」
優「あ、ありがと(かあっ)」
健太「とにかく、良い感じだから自信もって!告白とかはしないの?」
祥平「こっ!?(真っ赤)こ、告白なんて、そんな…(もじもじ)」
智広「うわあ…な、なんだかこっちもドキドキしてきちゃった…!(かあっ)」
祥平「ち、ちなみに皆さんは…?こ、告白、しました…?」
健太「えっ…(もじもじ)」
優・和希「「…(かあっ)」」
智広「俺も聞いてみたいです〜!(キラキラ)」
健太「…そ、その、む、向こうから…(かあっ)」
和希「有名だもんな、『俺のモノ』って宣言したし」
健太「!!!(真っ赤)」
智広「ええっ!!有名なんですか!?」
和希「食堂で生徒の前で大声で言ったんだよ、俺も見てた」
智広「じょ、情熱的…(かあっ)」
健太「(真っ赤っか)そ、そういう岡崎はどうなんだよっ!」
和希「…俺も、まあ、向こうから…?ほ、ほぼ同時な感じだったけど…(かあっ)」
健太「その後部屋に籠りっきりだったもんな」
和希「〜!!(真っ赤)」
優・祥平・守「「「……(赤面)」」」
智広「?籠って何してたんですか?」
5人「「「「「えっ!?」」」」」
智広「?(きょとん)」
守「…そ、それは…ふ、二人で仲良くしてたんだよ!なっ!?(必死のフォロー)」
和希「そ、そうだよ(間違っても無いし…)」
健太「じ、純粋過ぎる…!」
優「相手の人も大変だよね…」
祥平「…(柏木さん…頑張って下さい!)」
守「そ、そうだ水橋は!?」
優「えっ!あ…その、む、向こうから、かな…?(照)」
守「水橋と華宮の関係も公認だよな」
祥平「そうなんですか?」
守「そ、ところ構わずいちゃつくからもう全校公認(にやにや)」
優「〜〜〜!!(赤面)そ、そう言えば橋田はどうなんだよっ!?」
和希「そう言えばまだ聞いてないな」
健太「どうなんですか?」
守「恋人も好きな人もいない、以上」
祥平「気になる人もいないんですか?」
智広「一人ぐらい、いますよね…?(仲間になることを期待)」
守「一人もいない」
優「怪しいな〜本当か?」
守「…本当だって」
祥平「あ〜その間が怪しいですよ!」
和希「確かに」
守「あ〜も〜俺のことはいいから!今は祥平君の相談が先だろ!?」
健太「話を逸らすとこが更に怪しいな〜優さん誰か思いつきます?」
優「う〜ん誰だろうなぁ…」
守「ほら祥平君他に質問は!?」
祥平「え〜守さんのことも気になるんですけど…」

どうやら受け子達は色々と盛り上がっているようです。
恋の話題で盛り上がる様子などは女子高生がきゃっきゃうふふしているようです。
こちらは和やかで話題も可愛らしいですが、攻めズはどうなのでしょう。
次は攻めズを覗いてみましょう。




110129
初座談会です
どのシリーズでも良いということでしたので背徳にして、溺愛かつ一歩間違えばヤンデレな3シリーズで統一しました(笑)
会話ばっかで読みにくくてすいません(汗)

あとここで面識を持ったことになりますが、本編では面識が無い設定で番外編やリク等の小説は書きますのでそこはご了承ください