節分企画2 | ナノ
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「#幼馴染」のBL小説を読む
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桃太郎 後編


桃太郎達はおばあさんの作ってくれたきび団子を持って鬼退治に出発しました。
道中で出会った盗賊達から金目の物を奪…いえ、捕まえたりして4人は豪勢な旅をしていました。
もうそろそろ目的の鬼が島です。
桃太郎達は今日泊まる村でついでに鬼達がどのような悪さをしているのか聞くことにしました。
村で一番高級な宿屋に部屋を取った4人は夕食ついでに村人たちに話を聞きます。
「この辺りでは鬼が出ると聞きましたが、どのようなことをするのですか?」
猴が村の人に聞くと、村人は4人の整った顔に一瞬見惚れた後ハッとして口を開きます。

「ああ、鬼の話だべな、あいつらさ畑を荒らすだよ」
「んだ、野菜ばとっていきよる」
なまりのある口調で村人たちは次々と鬼達の悪事を言いますが、何やらそのどれもがさほど大きいことで無く、畑を荒らして野菜を取ったり服を取っていったりという小さなことばかりです。
桃太郎のおばあさんが言っていた話と違う、と4人は顔を見合せます。
村から金銀財宝を奪い取って行ったという話だったはずです。
「ええと…悪事ってそれだけ?人を襲ったりは?」
臣が聞くと村人達は首を横に振ります。
「あいつらは姿を見たらすぐに逃げていきよる」
「ちみっこいから捕まえられねえだ」
「…ちみっこい?」
思わず健が呟くと村人たちは頷きます。
「いっつもすーぐ逃げるばよぐは見えねが、ちいこい身体じゃった」
「細っこくてひょろひょろじゃった」
「…細っこくてひょろひょろ…」
これ以上聞いても仕方ないだろうと食事が丁度終わった4人は部屋に引きあげて話をすることにしました。

「全然話と違うじゃんか〜?」
臣が呆れたようにベッドにどさっと座ってそう言います。
「確かに、鬼、ちっこいって…」
健も臣に同意するように続けます。
「ああ?ま、その方がすぐに始末出来て良いだろうが」桃太郎もがしがしと頭をかきながらベッドに乱暴に座ります。
「どうやら昔に金銀財宝を奪っていったというのは本当のようですしね」
猴がそう締めくくりますが臣は不満顔です。

「暴れたり無いじゃんか、それにまだ見つけられてないし〜」
臣は手持無沙汰に自分の緑の髪を弄ります。
前髪に入った赤いメッシュをイライラと弄る臣に猴が宥めるように声をかけます。
「それは私達もですよ」
猴もイラついているのか、濃い焦げ茶色の髪を掻きあげて顰め面です。
「ったく面倒なこと条件にしやがって…」
「仕方ない…番がいること、長になる条件…」
健も灰色の髪を掻きあげてそう言うと誰とも無くはあと溜息をつきます。

実はこの4人、それぞれの種族の長になるために番を見つけることが条件に出されていたのです。
昔から少々アグレッシブな面が多々見られた彼らは、優秀なのですが長になるにはもう少し落ち着いてもらおうと番を持つことを条件に出されたのです。
実は彼らは桃源郷に住む一族なのですが桃太郎などはあまりの暴れ…いえ、ヤンチャぶりにとうとう桃の中に入れられて老夫婦に預けられてしまう始末。
他の3人も穏やかで長閑な田舎に預けられ、場所が変わればもう少し落ち着くだろうと期待されていたのですが…どうやら彼らの今までの行動を見る限り期待は叶わなかったようです。
なにはともあれ、番を見つけた暁には桃源郷に連れて帰り一族の長になることが決まっているのですが、中々この人だと思う人が見つかりません。
そろそろ良い年頃ですし、相手を見つけたいとは思っているのですがどの人も違うと感じるのです。

「ま、とにかく鬼が島に行ってその昔奪っていったっていう金銀財宝だけ頂いていこうぜ、番のことは…その後でも考えりゃいいだろ」
面倒になったのか、桃太郎がそう言うと他の3人もそれに同意してそれぞれ眠りにつきます。
4人とも美形なので寄ってくる人は大勢いますし、最悪その中から適当に一人選んで連れて行き、嫌なら後で離婚でもなんでもすればいいか、と考えているため番探しもすぐに面倒くさくなってやめてしまうのです。
イライラは明日鬼にでもぶつければいい、と4人はすぐに眠ってしまいました。

◇◇◇◇
「ここが鬼が島か…」
「…何にも無い…」
翌日船で鬼が島に渡った4人ですが、健が言った通りそこは何もない島でした。
地面はごつごつした岩で覆われていて、木や草はほんの少ししか生えていません。
建物も見えない島の様子に猴は眉を寄せます。
「おかしいですね…鬼が住んでいるなら何かあるはずですが…」
4人は島を歩いて探すことにしました。
船を繋いで島を歩いていると臣が何かを見つけたのか声をかけます。

「あそこの洞窟さ〜近くになんか容器みたいなのが見えるし、あそこに住んでんじゃない?」
臣の示す方を見れば、大きな洞窟があります。
言っていたように洞窟の入り口には割れてしまった木で出来た容器の残骸のような物も見えます。
「行ってみるか」
桃太郎がにやりと笑ってそう言うと、他の3人もにやっと笑って後に続きます。
これでやっと暴れられる、と臣も健も身体を解しています。
猴は洞窟の奥にでも財宝を隠しているのだろうと地形から洞窟の形を予想しています。
財宝だけ奪ってサッサとこんな何にも無い寂れた島を出よう、と4人はまるで盗賊のようなことを考えながら洞窟を進んでいきます。

「どうやらここで数人生活しているようですね」
入口から少し入ったところに、木をくりぬいてつくった歪な容器がいくつか置いてあるのを見て猴がそう言います。
「しかもどうやら慌てて奥に逃げてったみたいだな」
桃太郎はそう言って洞窟の奥の方に視線を送ります。
どうやら食事の時間だったようで容器の傍には鍋が置かれておりまだ湯気が立っていたのです。
「にしてもこれだけ〜?具も少ないし〜」
臣がそう言って鍋の中をかき混ぜます。
鍋自体もういつ捨てても良い様な煤けて変形したもので、鍋の中のスープにも申し訳程度に野菜の切れ端が入っているだけです。
しかも容器は4つあるのに、鍋の中の量はどう考えても人数分十分にあるとは言えません。

「……ちっこい……」
健はそう言って容器の傍に転がっていた木のスプーンを拾い上げます。
これも木を削って作ったのでしょうが、いかんせん下手くそすぎます。
それに歪な形のスプーンはどう見ても小さな子供用の大きさです。
「子供でもいるの〜?やだなぁ、子供苦手〜」
臣が健の持っているスプーンを見てげえっと顔を顰めます。
「それは私もですよ、にしてもこの様子…農民でももう少しましな生活してますよ」
猴が近くに置かれてあったぼろぼろに擦り切れた布を見て眉を寄せます。

「これでは財宝の話も期待はしない方が良さそうですね、どうします?」
この生活状況を見る限り、そんなものがあったとしても既に売り払ってしまっている可能性が非常に高いです、と猴が桃太郎に聞きます。
臣も健も見るからに財宝は無さそうなことはもう分かっていましたので桃太郎の反応を窺います。
桃太郎はしばし考えてから口を開きます。
「ま、万が一ってこともあるしな。とりあえずこのまま奥まで行ってみようぜ、財宝があればそれを頂いて、無ければ無かったで鬼を捕まえようぜ」
子供でも鬼は鬼、強けりゃ暇つぶしにもなるし、最悪売ればいいだろ、と言い放つ桃太郎に、それもそうか、と4人は脚を洞窟の奥に進めます。
正に盗賊そのものの思考です。
正義の味方的思想は全く欠片も見当たりません。

4人がしばらく進んでいくと、奥の方にうっすら光が見えます。
「天井が空いているんですね、だからこんなに明るい」
猴が呟いて上を見上げます。
洞窟はどうやら曲がった形をしているようで、奥の方は上が空いているようでした。
どうやら曲がり角の先は行き止まりのようで、数人が固まっているような気配がします。
「さあて鬼との御対面だ」
にやりと桃太郎が笑いそう言うと、他の3人もにや、とします。
その姿は正に悪役そのものですが、彼らは一応正義の味方の筈です。

「てめえらが鬼か、大人しくお宝を渡しやがれ」
盗賊そのもののセリフを言いながら4人は曲がり角を曲がり姿を現します。
が、そこで見た予想外な姿に皆眼を丸くします。
「こ、こ、こっちに来るなっ!お、お、弟達に手を出したら、ゆ、ゆ、許さないぞっ!」
見るからにひ弱そうな青年が一人、木の棒を持ってぷるぷると震えながらもこちらを涙目で睨みつけていたのです。
その後ろには怯えたように縮こまり固まった少年が3人います。
青年も怯えているのがその涙目からもぷるぷる震える身体からも丸わかりですが、気丈にも桃太郎達に立ち向かうようにして3人を庇っています。

「…こ、これが、鬼ぃ…?」
「…こど、も…」
臣と健の茫然とした呟きが漏れます。
「良く見れば角もありますし…鬼、なのでしょうが…」
猴も茫然としたように呟きます。
ぼろぼろの着物を身にまとった彼らはパット見普通の少年達にしか見えません。
むしろ畑仕事などをしている普通の少年たちよりもひ弱そうです。
「これはちょっと予想外ぃ〜…て、桃太郎…?」
彼らの姿を見てからも一言も、むしろ微動だにしていない桃太郎に気付いた臣が訝しげに声をかけます。

臣の声にハッと桃太郎の方を見ると、俯いて微かに肩が震えています。
「?どうかし…」
「……っ見つけたぜ…!!」
猴が声をかけた途端、桃太郎は勢いよく顔をあげてそう言いました。
その大声に驚いたのか、鬼達はびくっと身体を震わせます。
困惑する3人を余所に、桃太郎はいきなりずかずかと立ちはだかる青年に近寄ります。
「っな、く、来るなってばっ…!」
いきなり近寄って来た桃太郎に青年は泣きそうな声をあげて手に持った棒を振り回します。
が、青年の細い腕で振り回した程度では簡単に桃太郎に止められてしまいます。
片手でひょいと棒を受け止めた桃太郎は、そのままぽいと棒を投げ捨ててしまいます。

「〜!」
手にしていた唯一の武器を取り上げられてしまった青年はもう泣きだしそうです。
慌てて桃太郎から距離をとろうとしますが、それよりも早く桃太郎が手を伸ばします。
「ひ、やっ…!」
青年の弱弱しい抵抗も空しく、桃太郎にぐいっと腰を掴まれ引き寄せられてしまいます。
もう駄目だ!とぎゅっと眼を瞑った青年の眼から、耐えきれずに涙が零れます。
「お前を俺の番にする」
きっとぼこぼこにされる!と身を固くしていた青年の頬にちゅ、という柔らかな感触がしたと思うと耳元で聞こえた声に思わず青年は眼を開きます。

「ぇ…?」
茫然と眼を開けた青年の眼に飛び込んできたのは、じっとこちらを覗きこんでくる桃太郎でした。
「お前は今から俺の番だ、いいな」
熱い眼でじっと見つめられ、頬を撫でられる感触に青年はしばしぼおっとしたように桃太郎に見惚れます。
今まで見たこともない様な綺麗な顔に心を奪われていた青年ですが、耳に飛び込んできた声にはっと我に帰ります。
「イ、イッキ兄ちゃんを離せぇっ!」
声の方を見やるとすぐ下の弟が勇敢にもこちらに向かって叫んでいます。

「は、離してっ!」
イッキは慌てて桃太郎の胸を押して離れようとしますが、桃太郎の腰に回された腕の力が強くて上手くいきません。
「イッキ兄ちゃん!」
こちらにかけてくる弟の姿が眼に入りますが、その弟ががばっと知らない男に抱きこまれたのを見て思わず弟の名前を叫びます。
「二キ!!」
「やっ!は、離してぇっ!」
灰色の髪の男に抱き締められて泣きそうな顔をする弟に、イッキも泣きそうになります。

それを見た桃太郎は不機嫌そうに健に声をかけます。
「おい健、そいつを離せ。俺のイッキが泣きそうになってんじゃねえか」
自分以外の男を心配するのは気に食いませんが、泣く姿はもっと見たくないとぶすっとした声で健を睨みつけます。
「やだ」
しかし健は即答してぎゅうっと二キを抱きこんだまま離そうとしません。
「ああ?」
桃太郎は思わず声を荒げますが、健は気にせずに二キの首筋に顔を埋めたまま離しません。
「…二キ、俺の番…」
すりすりと頬擦りする健は抱きこんだ二キの顔中にキスをしてうっとりとそう言います。

また出て来た番という言葉にイッキは戸惑いますが、桃太郎は納得したのか、なら仕方無えか、と呟きます。
「イッキ、大丈夫だ健は危害を加えたりしねえ」
「そんな…っあ、ミキ!!ヨキ!!」
思わず桃太郎に詰め寄ろうとしたイッキですが、残る二人の弟の姿を見て悲鳴のような声をあげます。
「や、離してぇっ」
「ミキちゃんって言うの?何にも怖いことしないよぉ、だからそんな怖がんないで、ねっ?」
「ぅ、離して〜!」
「そんなに怖がらないでください私があなたに危害を加えることはありませんよ」
ミキもヨキも美青年に抱きこまれていて、全員捕まってしまった、とイッキは顔を青くします。

両親がイッキ達4人兄弟を見捨てて島を出ていってから、イッキは一生懸命弟達の世話をしてきたのです。
鬼が島では作物が育たないので、悪いこととは知りながらも食べ物や着物を盗んでようやく弟達もここまで大きくなったのです。
それなのに自分が弱いばかりにいきなり現れた青年に弟達まで捕まってしまったのです。
イッキ達もひ弱とはいえ鬼、人間よりも体力はあります。
捕まえられた鬼は人間達に死ぬまでこき使われると教えられていたイッキはそんな酷い一生を弟達に送らせてしまう、と涙が溢れ出してきました。
それに慌てたのは桃太郎です。

「!イッキ、どうした!どこか痛むのか!?」
「う、うぅ〜」
一番上のイッキは弟達を不安にさせまいと今まで泣かないようにしていたのですが、一度出てしまえば止まりません。
「い、イッキ!泣くな、頼むから泣かないでくれ…」
いつもの俺様然とした姿はどこに行ったのか、桃太郎はあたふたと泣き続けるイッキを抱き締めて頭を撫でます。
そんなふうに優しく慰めてもらったことの無いイッキは、更に涙が止まらなくなります。
「イッキ兄ちゃん…ふ…」
「!!二キ、泣かないで…!」
「イッキにぃ、二キにぃ…ふぇ…」
「!ミ、ミキちゃん!!泣かないで、ねっ!?」
「お兄ちゃあん…ふええん」
「!!ヨキ、どうしました、ああそんなに泣いて…!」
兄の泣く姿につられたのか、兄弟達も揃って泣きだしてしまいます。

泣き続ける鬼の兄弟に、それを必死になって泣きやませようとする美形の青年4人。
どうすればいいのか分からない4人は困ったように腕の中の鬼を抱き締めたままお互いの顔を見合せます。
しばらく泣き声とあやそうとする声が洞窟の中に響き渡りましたが、ようやくおさまって来たのか、時々しゃくりあげる声だけになりました。
ほっとした桃太郎達に、イッキがおそるおそる声をかけます。
「…ぁ、あの…」
「ん?どうした?」
優しい声でそう言われ、見慣れない美形に一瞬声がつまるイッキですが、勇気を振り絞って頼みこみます。
「ぉ、弟は見逃してください…っ!お、俺ならどんな辛いこともしますから…っだから…っ!」
「イッキ兄ちゃんが行くなら俺も行く!」
「僕もイッキにぃと二キにぃと離れない!」
「ヨキも〜!」
折角泣きやんだのに、またも泣きだしそうな雰囲気に桃太郎達は慌てふためきます。

「な、何を言ってんだ!?イッキ、説明してくれ」
わけが分からない、という表情の桃太郎に、イッキは不思議に思いながらも尋ねます。
「…だ、だって、俺達は鬼だから…つ、捕まえてこき使うために売るんじゃ…」
その言葉に桃太郎達は一斉に否定します。
「俺がイッキをそんな目にあわすわけないだろうがっ!」
「二キ、俺が守る…!」
「ミキちゃんを売るなんて冗談じゃないよ!」
「ヨキにそんな酷いことするわけありません!」
似た様なことを考えていたような気がしないでもないのですが、桃太郎達はきれいさっぱりそんなことは頭の中から消えてしまったのか、ぎゅっと抱きしめて強く否定します。
その言葉にほっとしたイッキ達は身体の力を抜きます。

「イッキ、こんなとこで暮らすのは大変だろう?俺がお前を護ってやるから、一緒に暮さないか?」
「え…?」
ようやく警戒心が解けて来たイッキ達に、桃太郎達はここぞとばかりに提案します。
「あったかい、家…二キも気に入る…」
「ミキちゃん、美味しい物い〜っぱい食べれるよ」
「ヨキ、着物もいいものをあげましょうね」
きょとんとするイッキ達を余所に桃太郎達はあれもこれもとしたいことをあげていきます。

「あ、あの!でも、俺達何も御礼が…」
食べ物にさえ困る生活なのです。
落ち着いて見たところ4人とも裕福な家の人のようですし、イッキ達は気後れしてしまいます。
「御礼なんていらねえよ、イッキがいればいい、いいだろう?」
「二キ、嫌…?」
「ミキちゃん、俺と一緒にいて、ね?」
「私といるのは嫌ですか、ヨキ?」
キラキラしい顔の人にしゅんとしたように頼みこまれて断れる人はいるでしょうか。
少なくとも純真で優しいイッキ達にはそんなことは出来る筈もなく、勢いに押されるように頷いてしまいます。

それを見た桃太郎達は勢いよく立ち上がりイッキ達を抱き抱えて急いで船に向かいます。
「あ、あのっ!?」
急に行動しだした桃太郎達に驚くイッキ達に、にっこりと4人は綺麗な笑顔を見せます。
「そうと決まれば早く新居に行かねえとな」
「ひとまずお世話になった家に連絡して、そのまますぐ向かいましょうね」
「皆ミキちゃん達を大歓迎するよ〜!」
「きっと、喜ぶ…」
既に心は新婚生活(イッキ達は理解していませんが)に馳せているのか、心なしかピンクな雰囲気の4人を見てイッキ達は首を傾げます。
イッキ達が4人の言葉の本当の意味に気付く時はあわれにも食べられてしまう時でしょう。

なにはともあれ、イッキ達も苦しい生活から逃れられ、桃太郎達にどろどろに甘やかされるようになり幸せそうなのでよしとしましょう。
こうして桃太郎達は鬼が島に住んでいたイッキ達を連れ帰り、末長く幸せに暮らしましたとさ。




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(じいさんばあさん嫁を連れて帰ったぞ!イッキだ!)
(は、はじめまして…?(嫁?))
(ま、可愛いお嫁さん!お祝いしなきゃ!)
(嫁!?まてまてばあさんどう見てもその子は男じゃろおおおおお!?)

どうでしたでしょうか…?
少しでも楽しんで頂けたなら幸いです
それでは拙い文章ですがこれからもよろしくお願いします