ハロウィーン前編 | ナノ
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -


ハロウィン 前編


「皆様ようこそハロウィンコスプレパーティへ!!今日は更に友好を深めてもらおうとコスプレをしていちゃいちゃしてもらおうという趣旨の企画です!!司会実況はわたくし腐男子代表片山がお送りいたします!」
瞬「ちょと待てえええ!!いきなり呼び出したと思ったら何だそれ!?」
紘太「というかコスプレ…?」
片山「はい!ちなみに1週間シリーズはCPで無いので今回は対象外ですのであしからず。今回は攻めズのポケットマネーにより衣装には腕によりをかけております!!」
松川「い、衣装…?」
片山「衣装は管理人作成のあみだくじにより決定しました!!それでは各自衣装が入った袋がありますので、攻めの方は左に、受けの方は右に更衣室がありますので着替えてください!」

各自の名前が書かれたカードの下に、中身が見えない袋があります。
攻めはにやにやと、受けはがっくりとしながらそれを持って更衣室に向かいます。
片山「ぐふふ…萌えの神様、今夜は萌えのパラダイスですよ…!!!」
はたして誰がどんな衣装になるのでしょうか?

攻め側更衣室
東「ああ、これか、定番だな」
名護「俺も定番だな」
朱史「ちょっとマイナーですね」
キース「これかあ…ちょっとこれ邪魔だなあ」
千秋「これどうやってつけるんだ…?」
雅「これとこれをつけるのか…」

受け側更衣室
古川「あ、可愛いかもこれ」
松川「!!!!!(固まる)」
瞬「これ何!?」
紘太「げっ!!!」
和希「えっこれ!?」
優「!!!!?」

どうやら何人か思いもよらない衣装が当たったようです。
どうやらそろそろ衣装に着替え終えたようなので確認していきましょう。

片山「それではまず攻めズの登場です!どうぞ!」
合図を受けて攻めの皆様が登場してきます。
片山「な、なんてすばらしい…!!皆様ご自分の衣装をご説明ください!!」
東「俺はヴァンパイアだね、普通に黒のスーツっぽいのにマント」
名護「俺は狼男。耳と尻尾付き、上はシャツで下は黒のズボン」
朱史「これはドラゴンですね、角と翼、尻尾付きで白の詰襟の上着」
キース「堕天使だね、真っ黒の翼にギリシャ時代みたいな衣装」
千秋「魔王、角と黒い翼、ふさふさした毛皮の黒いマント」
雅「悪魔、だろうな…翼と尻尾、中世ヨーロッパの貴族みたいな衣装」

片山「みなさん攻めって感じがしますね!!それではお待ちかね!!今夜の主役、受けズの登場です!!」
その言葉に攻め達は扉の方をガン見します。
片山「恥ずかしがらずにさあ!!攻めにその愛らしい姿を見せて悩殺しなさい!!腐男子腐女子に萌えを!!!」
興奮気味の司会がそういうと、ようやく一人姿を現します。
東「!!」
古川「へへ、俺カボチャの王様なんだ」
にっこり笑って入ってきたのは、シャツの上にオレンジのフード付きポンチョ、黒のニーハイソックスに半ズボンの古川君です。
その愛らしさに東君はよろめきます。
古川「東はヴァンパイアかあ、かっこいいな」
にこっと笑ってそんなことを言っちゃう古川君に東君はノックアウト、顔を緩ませて二人の世界に突入しそうな勢いです。というか突入しています。
片山「ちょ、ちょっとお二人さん、まだ他の人が…ま、まあ萌えなのでいいか、気を取り直して、他の方?来ないと攻めの方に連れてきてもらいますよ?」

むしろそのほうが、と今にも頼みそうな司会と速攻で頷きそうな攻めに、慌ててもう一人登場します。
瞬「今行きますからああああああ!!」
朱史「!!」
飛び出してきた瞬君の恰好は、翼のついたふさふさのピンクの毛に覆われた半袖半ズボン、膝まである先が鳥の脚の形になった茶色のブーツです。
朱史「そ、その格好は…!!」
片山「瞬君は鳥のモンスター、ハーピーだったようですね!さりげなくつけられた鳥の尻尾がたまりません!!」
ハッとした時には遅く、瞬君は朱史君の腕の中です。
朱史「なんて恰好を…瞬、こんなに俺を誘惑して…いけませんね」
瞬「ひいいいいいいちょ、半ズボンの中に手を入れようとするなあああああ!!!」
朱史「ああ…生肌が手に吸いついて…最高です…!!」
瞬「ぎゃあああああああ!!」
片山「こ、今度こそ公開プレイ!?ハッ!(殺気!?)す、すいません!!次の方どうぞ!!」

まだ出て来ない片割れの攻めが、司会を刺殺しそうな視線で見て、ようやく司会は自分の使命を思い出したのか、冷や汗を流しつつ進行します。
次に渋々出てきたのは…。
キース「!!!」
片山「おおっとこれは!可愛らしいにゃんこです!!ネコなのでぴったしですね!!」
紘太「く、なんで俺が、こ、こんな…っ」
黒い猫耳に尻尾、ノースリーブに膝までの黒い衣装で紘太君が出てきました。
キース「…っなんてすばらしいんだ!!」
紘太「ぎゃわああ!!」
ひしっと抱きついたキース君は尻尾のついたお尻を撫でまわします。
キース「あこがれの猫耳プレイが楽しめるなんて…!!」
紘太「しねえよおおおおお!?」
攻防を繰り広げる二人にまたもや意識が奪われそうになった司会ですが、更に殺気が増した攻めの視線に瞬時に意識を切り替えます。

片山「も、もう残りの方は一斉に出てきてください!俺の命のためにも頼みますからああああ!!」
最後まで出て来なかった相手に殺されかねないほどの殺気に、半ば懇願するように司会は言います。
その涙声に同情したのか、渋々残る3人が姿を現します。
片山「あれ、なんで暗幕なんてまいて隠してるんです?」
和希「…これはとらないぞ」
松川「ぜ、絶対取らない!」
優「これが無いと無理!」
しっかりと暗幕を握り締める受け達ですが、そんな些細な抵抗は攻め達には無いも同然です。
千秋「和希、こんなのとって…!!」
名護「何言って…!!」
雅「優、何を…!!」
バッと一斉に取り払った攻め達は硬直してしまいました。
3人の衣装は中々刺激的だったのです。




101031

実際にあみだくじで決定しました
人数が多いのでちょっとマイナーなのも入ってるかもしれません(副会長のCPは両方マイナーぽいのが当たるという(笑))
長くなったので前後編に分けます