新婚インゴ:冷めない熱
2015/07/26 22:45
インゴさんと休日に水族館に行く夢主。ラッコを見ては可愛い、アシカを見ては可愛い、カピバラを見ては可愛いと目を煌めかせる。ガラスに頭を擦り付ける勢いで近づいてライブキャスターで写真やムービーを撮りまくり、きゃあきゃあとはしゃぐ姿にインゴさんも相好を崩して「えぇそうデスね実に可愛らしい。ただ、アナタには敵いませんが」と正直に言う。いつもなら夢主は照れるのですが、テンションが上がってて目の前の可愛い生物たちに夢中。「えーー絶対向こうの方が可愛いですよ!はー…私も来世はペンギンとかイルカになりたいなぁ」ってその場の勢いで言っちゃう。インゴさんはむぅと考え込んで、人間として生まれて鉄道やポケモンバトルを取るか、それともペンギンやイルカとして生まれて夢主と番いになるか、どちらがよいかと考えて、よしと一つ頷いて。
「ワタクシとしては、また人間としてアナタに恋をし、愛し合い、人生を共にしたいのデスが」と真顔。それには流石にテンションが上がっててフィーバーした脳も落ち着きを取り戻す夢主。むしろ物凄く嬉しいことを言われたのではないかと顔が真っ赤。水槽を通して肌に張り付く水色の光で分かりにくいけど、確かに喜んでいる。別の意味でフィーバー。顔を俯かせる夢主に、インゴさんは「転生した後の人生もワタクシの妻として生きてください」と二度目のプロポーズ。確かにペンギンであれば愛を語り合うことが出来ないし、インゴさんとキスすることができないと納得して、「そうですね。やっぱり人間としてインゴさんの妻になりたいです」と考え直す。
というバカップル話。
prev
|
next
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -