妄想:インゴさんとダンス(一部SOMパロ)
2015/05/19 19:02

社交ダンスとか観てたら、優雅さとは裏腹に体力いるし全身の筋肉を使うから物凄い疲れるだろうなぁと思うんですけど、若い人は勿論年を取った方の美しさに目を奪われます。
ヒルダが「昨日こんなの観てさー」って憧れで目を輝かせるのに対して、ヒルベルトは「ヒルダじゃガキっぽすぎて全然似合わない」って言う。ヒルダはカチンときて、「じゃあヒルベルトだったらさぞかし似合うんだろうね」と皮肉をぶつけたらヒルベルトも負けず嫌いなもんだから「***さん俺とダンスして!」って手を引いて公園とかに連れて行くんですよ。
で、夢主は一応嗜みとして出来るけど、ヒルベルトは全然やったことないし、そもそも身長が足りないからターンできない。お互いターンの途中でにっちもさっちも行かずギギギって固まってたらインゴさんがおもむろに歩み寄って「ワタクシが代わって手本をお見せしましょう」ってやんわりヒルベルトの手から夢主を奪う。
ヒルダはヒルダで「ヒルベルトよりインゴさんの方が上手そうだしねー」って追い打ち。
で、夢主とインゴが、少なくともヒルベルトとのそれよりは優雅に踊るんだけど、じっとこっちを見てくるから顔が真っ赤になっちゃって「もう覚えてません」と足を止める。
ヒルヒルはお互いを馬鹿にするという最大の目的も忘れて「すげーインゴさんカッコイー!」「***さん凄い!」って褒めちぎって拍手する。夢主はそれどころじゃない。もうこれ以上は顔から火が出るとおもって逃げようと手を引くけど全然放してもらえない。あれ?あれ??と疑問符を浮かべる夢主に、インゴさんがほんのり微笑む。

「では、全てを覚えていただくために、また来週のこの時間に」

ちなみにこのインゴさんが夢主と初対面なのか、友人なのかはご想像にお任せですわ。




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