妄想:ハリポタパロ2(マスボスのようでノボリVSインゴ色強め)
2015/03/01 16:54

学校に着いてから、例の組み分け帽子の歌を聞いて、夢主はハッフルパフを希望します。(理由:一番のんびりしてそう)
組み分け帽子は「グリフィンドールとかどう?」と聞いてきますけど、終始ハッフルパフを希望。結果、汲み取ってくれます。
ちなみにサブマスがグリフィンドールに、サブボスはスリザリンに分けられ、双子×2は「***と寮が違う」とガッカリ。同じネクタイとかローブを羽織ったり、談話室でチョコレートケーキを切り分けて食べたり、クィディッチで応援されることを夢見ていたのですが叶いません。でも別に会えないわけじゃないし、とすぐに立ち直ります。寮に招いたり遊びに行ったりする気満々。
そんな思惑など露知らず、同じ寮に友人も出来て、さあ円満で充実した学校生活をと胸を躍らせるのですが、目立つ双子二組に目を付けられているということで夢主もある意味有名人になってしまい、円満とは言い難い生活になってしまう。誠実なのに時々悪戯っぽく目を輝かせるサブマスと、俺様なのに意外にも純粋でロマンチストなサブボスの恋の鞘当ては野次馬としては素晴らしいエンターテインメントであり、彼等が成長しクィディッチのチームメイトに選ばれてからは、席を奪ってでも観なければいけない映画扱い。夢主のことを抜きにしても技術があるからというのもあります。夢主は、ぶつかり合ったりするのが苦手なのでクィディッチには参加しません。応援に関しては誰を贔屓するということもなく「良い試合をしてほしい。ズルをする人と、それを容認する人は嫌い」です。

でも少しずつ成長して、精神的にも肉体的にも大人になっていく双子が、いつまでもこんな関係で満足できるわけもなく、どうにかして夢主の寝室に招かれたいと願うようになります。(男が女を寝室に招くのは学校の規則として禁じられていますけど、逆は特に禁止されていないので)夢主も夢主で、出会ったばかりの頃は「いつか恋愛感情抜きで5人共仲良くなれたらいいな」と思っていたけど、それが不可能であることを察し、自分からは必要以上に双子達に接しようとしない。だからって告白もされていないのに「貴方たちと恋人関係になるつもりはない」と伝えるのもおかしいかなぁと思い、なぁなぁに済ませようとする。
そんな関係に先に焦れたのがノボリで、行間休みでクラス移動のとき、横をすり抜けざまに「***、筆箱を落としましたよ」と言って引き止める。「ありがとー…あれ、でも私の手元にちゃんとある…?」と戸惑う夢主の頬にさっとキスします。本当は唇を狙ったのですが、ちょっと外れてしまったのです。ビックリして固まる夢主は隙だらけ。けれどTAKE2はカッコ悪いとノボリは顔を真っ赤にしながらも「申し訳ありませんが、わたくしは人が言うほど真摯でも奥手でもないのですよ」と微笑み退散。それは瞬く間に寮を越えて学校中に知れ渡ることになり、カチムカしたインゴ(能面ヅラ)にスリザリン寮の近くにまで拉致されます。スリザリン寮は地下牢にあるので、ロケーションとしては最悪で、しかしある意味ドラマチックです。特にホラー映画とマフィア映画を撮る際にはバッチリです。ラブロマンスの背景としては全く向きませんが。
それはさておき、スリザリン生は目的のためなら手段を厭わぬ狡猾さを持ち、寮生同士の結束は他の追随を許さぬ硬さを誇るのです。なので、全員"善意"で観て見ぬ振り。サブマスが夢主を探していても知らん顔してくれます。何せ相手はグリフィンドール。お互いに叩きのめし合うのが大好きなのですから当然ですね。

続くと思った?
残念、来週に続くよ!




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