意地悪な幼馴染
―ドンドン
「開けてーッ」
今あたしは何をしているかと言うと、幼馴染の家の窓をたたいている。
あたしの家と幼馴染の家は近すぎて屋根と屋根で移動できちゃうほど。
「うるせーなぁ…、着替え中なんだけど」
と窓が少し開いて声が聞こえる。
あたしの幼馴染、藍川 真広(アイカワ マヒロ)。
ちっちゃい頃からずっと一緒で高校も一緒!
まぁ、あたしが真広にあわせちゃったんだけど。
「真広の裸は興味ないから大丈夫だよー」
―ガラッ
こじ開けて窓から真広の部屋に入る。
そこには上半身裸の真広がベットに座っていた。
「う、お」
予想以上に腹筋とか割れていて…に、肉体美ってやつかな?
なんとなく照れて目をそらす。
「どうした?興味ないんだろ?ならこっち見ろよ」
「あ、う…///」
なんか攻められてる…?
ジリジリ近づいてくる真広。
に、肉体美いいいいいいいいいッ!!
―バサッ
「うわぁッ」
布団をかぶせられる。
「お前が俺の裸に興味があってハァハァしても俺は裸を見られて興奮する趣味はねェよ」
「ハァハァなんてしてません///」
意地悪な幼馴染。
(じゃあもっかい見るか?)
(遠慮するー///)
(ニヤニヤ)
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