キューリ味でかんちゅー
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「田島くん」


「なになにーっ?」


「自販機まで行きませんか?」


「いーよっ」





 田島くんはどこまでも付いてきてくれるからイイネ。
ちょっと行動が怖いけど…(笑)





「田島くん」


「んー?」


「手つなぐのやめようか」


「やだ♪」





 やだじゃなくて恥ずかしいんだよぉ…!!!
こんなところ泉くんに見られたらどうするんだよぉー!!
そして自販機前まで来た。





「ハッ新商品キューリ味!!」


「え、まずそう」


「えー、大丈夫だよー!!」


「あみの味覚って…」


「なんだよーう!」


「うわ、お汁粉なんかあるんだ!」


「それおいしいよー」


「あみって新しいの好き?」


「試したくなるの!」


「チャレンジャーだなすっげぇ!!」





 すごいって言われると照れる。
田島くんって本当に素直で…子供みたーい!





「今、初めて田島くんを可愛いと思った」


「あみのが可愛いっ!」


「うわぁ」(ガバッ)





 抱きつかれた。
人がいっぱいいるのに恥ずかしい…///





「田島くん人の目気にしようよ///」


「え、じゃあ人気のないとこ行く?」


「行きません!」





 キューリ味購入。
ストローを挿して飲む。





「うまーっ」


「ちょっとちょーだい!」


「はい」


「え!?」


「え、なに?!」


「いや、くれるとは思わなかった…」


「そこまで意地悪じゃないよ」


「いや、その…(間ちゅーとか気にしない子?)」


「?いらないの??」(チュー)


「いる、いります!!(なんかエロい!!)」


「?はい」





 田島くんは遠慮もする子なんですね。





「「(なんか、付き合ってるみたい…///)」」














キューリ味の恋
(まずッ!!)
(え、おいしいよ!!)
(あみってやっぱ味覚音痴?)
(そんなことないよー!!)
(間接キスだけ、ごちそうさま)





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なにが言いたいか?
高校の自販機におしるこを置くな!!
ミルクティーをもっとくれ(泣)
なんて自分の高校の悪口を言うとかねw
間接キスを気にしない私には田島くんの気持ちがわからんすw






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