同じネタは通用しない
bookmark





 七組まで探しにきたのに泉くんがいない。
梓ちゃんがいたから話しかけに寄る。





「泉くんがいない…」


「泉なら女の子に呼び出されたぞー?」





 な、なんですと?!
まさか告白ってやつじゃないんですか?!





「はは、OKしたりして(笑)」


「ちょっと邪魔してくr」(ガシ)


「や め ろ」


「うぅ…泉くんがぁあ…」


「おい、どこいくんだ?」





 掃除ボックスを少し動かして隠していたバットを持つ。
これで…。





「おい待て、それで何しようとしている?」


「…す、素振り?」


「嘘つけぃ!!」


「…少しの犠牲は必要だよ」


「やめろ、そして何故七組にバットを隠した?」


「阿部様対策?」


「お前泉以外にはひでェよな」


「そんなことないよ、れんれんも好きだもん」


「あぁそうかい」





 さァバットを持って泉くんの元へ。
あずにゃんまで付いてきたがこの際もう気にしない。





「いないねー」(グイッ)


「馬鹿今そこにいただろう」


「え、マジで?」





 ヒソヒソ話しながらチラリと見る。
おぉ、あれは麗しき泉くんと…誰かわからないけど可愛い女の子!!
うわぁ…清楚っぽくて可愛い…。





「「か、可愛い…」」


「む、梓ちゃんも清楚好き?」


「い、いや、別に…」


「私も髪サラサラにしようかな…縮毛」


「ふわふわでいいんじゃねーの?お前は」


「え、告白?!」


「違ェわアホ!!」




「アホはテメェらだ」


「「泉!?/泉くん?!!」」





 いつの間にか私達の目の前にいた泉くん。
なんだか…怒ってますね(笑)





「ち、違うんだ泉…」


「そうだよ、別に邪魔しようとなんて」


「馬鹿あみ…!!!」


「あ!」





 しまった…。
ドキドキしすぎて本当のことをしゃべってしまった。
いや、素直でいい子なんだ私は。
梓ちゃんは怒ってる…ネ。





「ほーう…で?そのバットはなんだよ」


「こ、これは…あの、す、素振りを…」


「そうか、お前ボールになれよ、打ってやるから」





 まぁ、なんて素敵な笑顔なんでしょう!















同じネタは通用しない
(あの、告白のほうは…?)
(ふった)
(えぇ、なんで?!)
(嬉しそうだなあみ…)
(そんなことないよぉ♪)
(お前らとりあえず殴らせろ)
((ごめんなさい))




===================================


泉くんはモテそうだよね…
梓ちゃんはなんだかなんだであみちゃんについていってくれそう!
保護者バンザイ\(^p^)/
最近7組によくきてますねあみちゃん(笑)






prev|next

[戻る]
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -