爽やか留年先輩

―ビュウウウウウウ







 風、強い!!




「「「(ぱっパンツ見えそう…///)」」」





 「空、お前スカート短すぎ!パンツ見えたぜ、縞々!!」





 悠が、大声で、私のパンツの柄をおおおおお!!!
うん、風、とりあえず死ねっ///





 「かかかかかか監督!!じっジャージはいてきてイイデスカ?///」




 「ええ。男子達も集中できないしね!じゃあ早く行ってきなさい」




 ぼいーん。




 「はい!(ぼいーん…)」




 「一人で大丈夫か?さっきみたいに無理やり連れてかれたら「はぁ?!」へ?」





 泉君の言葉に隆也乱入!
どうした隆也?





 「お前、そんなことあったのか?!大丈夫なのか???!!」




 心配してくれるのか隆也ぁ!!
頭を撫でてあげる。




 「泉くんが助けてくれたから大丈夫だったよ、ありがとう!ダッシュで行くから平気だよ!」






 そして、猛ダッシュ中!!
あぁ、9組は遠いなぁ。







 あ、あれって…。
確か浜田センパイだよね?(留年してるけど…)
すごく目立ってますよ、金髪…。
つか何してんだ?
こっちに気づいたらしく目があう。




 「ん?あぁ、確か相澤ちゃんだよね?どーした、忘れ物?」





 「ジャージ取りに来たんです」




 ガサゴソとロッカーをあさりジャージ下を取り出す。
スカートの下にはけばいいか。
あぁ、ダサーい!




 「相澤ちゃんは何部に入ったの?」





 「野球部のマネジですよーあっ、空でいいですよー」





 「じゃぁ遠慮なく、空ちゃんも敬語いらないから!」




 ニカッと笑う浜田先輩は美しかった。
かっこいー…な///



 「わかった!浜田先輩は何してたの?」




 「浜ちゃんでいいよ!俺は窓からみんなを見てた」





 「浜ちゃん先輩、爽やかだ!うー、やっぱ、ジャージと制服変かな…」




 「いやっいいと思うぞっ///(うわぁまさに美少女ー…)って、野球行かなくていいのか?」





あっ…





 「ま、またお話しよう、浜ちゃん先輩!」




 「…おう!頑張れよ!!」



 「ありがとうー!」




 廊下に飛び出して孟ダッシュ。
転びそうになるが下駄箱で履き替えグランドに到着。





 「イイイイっイヤダァアァアァ!!」




―バコンッ





 いっ今の誰の声…?
…なんかすごい音がしたけど…??



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