いよいよ当日!

いよいよ今日から合宿!!
玄関で忘れ物チェックをします。





「忘れ物ない?」


「大丈夫!パンツも持ったよ!!」


「どんなの?」


「ピンクのフリフリって関係ないじゃんっ!!」


「あんまエロいのはくなよ?」


「もー大丈夫だよー///」





 靴をはいて玄関をあける。





「そういやマネジ一人入ったんだって?」


「そうなのっ!!篠岡千代ちゃんって言うの」





 すごく可愛くって優しい子。
野球大好きでルールとか教えてもらってますw





「その子とずっといなよ?」


「ふふ、陸も女の子連れてくるなら掃除してね?」


「連れてこねぇよ!!!」





 わぁ怒ったぁw
今日は陸の送りはない。
バスの停留所が家から近かったから。
ジャージとか運動靴とか生活用品とかが入ったかばんを持ち上げる。





「じゃあ、いってきます」


「…メールする」


「家のことお願いします!」


「ホームシックになんなよ?」


「どうだろうね?そんときは電話しちゃう!」


「うん、行ってらっしゃい」


「いってきまーす!」





 手を振って家をでる。
楽しみだなぁ合宿!!!







 やっとバスのところについた。
既に隆也と栄口くんと花井くんがいた。





「おはよー、みんな早いねぇ」


「はよ、空(私服…か///)」





 隆也がすぐに気づいてくれた。
バスに荷物をいれ、百ちゃん(監督)とシガポ(顧問)に挨拶をすまし、みんなのとこに行く。





「あ、空ちゃん、おはよー」





 この優しい声は千代だ!





「おはよー千代っ!!」


「私服可愛いねーいーな!」


「千代のも可愛いよー!!」





 いや千代が可愛い!!!





「空ーっ!!!!」





―ガバッ





 すごい勢いで悠が抱きついてきた。小学生かw





「おはよう悠!今日も元気だね!」


「おはよ、篠岡もおはよ!今日楽しみだったからさぁ!!」


「あたしも楽しみだった!どんな練習するのかなー?あ、花井くんおはよう」


「あぁ相澤、はよ」





 ん?いま花井くんメガネだった?





「花井くんメガネだったんだー!」


「あぁ」


「メガネもかっこいいな!あ、文くーん!!」


「(なんだよー…///)」





 文くんと勇人くんが一緒にいた。





「二人ともおはよう、勇人くんの帽子いいねぇ」


「はよ(女子二人可愛いなぁ…)」


「おはよう相澤さん、かぶる?」





―ボスッ





 勇人くんがかぶっていた帽子をあたしに被せる。





「はよ空って帽子?」


「おはよう孝くん、似合うかい?」





 キラッときめてみる。





「ぶかぶかだな」





 笑われた…。





「はよ相澤、かっけー帽子だな」





 ポンポンと頭を軽くたたくのは巣山くん!
優しくて頼りになる人。





「巣山くんーっ、あたし巣山くん大好きだわぁかっけーよね、ね!」


「お、おう///(うわぁ周りの目こえー…)」





「西広くんおっきーおはよー」


「はよ」


「おはよ(おっきーって俺だよな?)」





 バスに乗る。
あ、廉の隣空いてるや。





「廉、隣いい?」


「あ、う…ん///」


「お邪魔しまーす」




 なんか、顔色悪い?




「廉、体調悪い?」


「い、や…だいじょぶ…」


「…そっか」





 大丈夫かな…。





そしてバスは出発した。





「やっべぇ昨日オナニーすんの忘れた!!!」


「「「は?!」」」





 悠が急に声をあげた。
あたしの前の席に座っていたのでよく聞こえた。





「え?何か忘れ物?」





 あぁ千代、だめだよそんな純粋な顔しちゃ…。





「はは、みんなは忘れずしてきたのかぁ」


「(空はそうゆう子か…!!!)」


「空ー俺チンコハレツするー…」


「ふふ、手伝ってあげよっか?」


「え、マジで?!!」


「「「?!」」」


「冗談だよーそれは一人でどうぞ」


「なんだよー!!」


「空…」





 あ、孝くんに引かれたw





「ねぇ廉、…って廉?!」





 顔、真っ青!!!
酔った?酔ったの?!





「あー酔っちゃったのかな?相澤、阿部と席交代してもらっていい?」


「もちです!廉大丈夫かなぁ…」





 てなわけで、隆也と席を交換して花井くんの隣に座る。





「へぇ花井くんの下の名前って梓っていうんだ!」


「…まぁな」


「?気に入ってないの?」


「女みてーじゃん…」


「梓」


「へ?」


「あたしは梓って名前いいと思うな、うん、ね、梓!」


「やめてくれ…///」


「じゃあ…あずにゃんっ」(猫のポーズ)


「ぶっ////」


「なんで吹くんだよー!!」





 蒸せてる梓の背中を擦る。
眼鏡をするっととってかける。
あ、度あんま強くないや。





「千代ー、みてみて、眼鏡空ちゃんどやっ」


「あ、似合うー!」


「空ー、こっち見てー!!」


「どやーっ」





 悠にも見せる。
あ、孝くんに笑われた…。




「遊ぶな」





 ペシッと背中を叩かれた。
梓に眼鏡を返す。





「眠い…」


「寝れば?肩貸すか?」


「ありがとー梓、お言葉に甘えて…」





 頭を梓の肩に乗せて目を閉じた。





「(俺にしてはよくやった///!!)」(ガッツポーズ)


「花井、いいなー」
「なに空ちゃん寝ちゃったの?」


「あ、寝顔写メっちゃお」


「あ、俺もー」





 寝やすい肩…最高…


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