姉と弟ですよ?
「夕飯なににしよっかー?」
三人とばいばいして陸と道を歩いていた。
「夕飯…姉ちゃんがいい」
「つっこまないよw?」
「合宿ガチで行くの?」
「行きたい…な」
「…心配だよ…」
自転車を押しながら歩く陸と目があう。
あれ、身長伸びた?
「心配性だなぁ、平気だよ」
「だって姉ちゃんいっつもパンツ見えてんじゃん」
「マジでッ?!!///」
「今日はしましまだし…」
「柄言わんでいい///」
まさかそんなに見えてるとは…///
「無防備すぎるんだよ!家でも下着でフラフラしてるし」
「い、家ならいいじゃないか…」
「そうゆー考えだから危ないんだよー!!絶対田島先輩とか襲ってくるよ!!」
「まっさかーww」
陸はため息をついて自転車にのる。
つられてあたしも後ろに乗る。
「男はみんな怖いの!!なんかあったらすぐ監督んとこ行けよ?」
「はーい」
風が気持ちいい。
やっぱ陸でかくなったなぁ…。
「姉ちゃん」
「ん?」
「俺、姉ちゃんと姉弟じゃなきゃよかった」
「そうかな?」
「だって、姉弟じゃなかったら普通に付き合えんじゃん」
この子は本当にあたしが好きなんだなぁ…。
「ねぇ、俺おかしいかな」
「…おかしいかもね」
「…」
「好きになる相手間違えちゃったんだよ」
「そんなこと…ない」
「でも、そんな馬鹿な弟があたしを好きでいてくれて嬉しいって思っちゃう」
「へ///?」
「あたしも…おかしいかな」
嫌じゃないんだ。
嬉しいんだ。
やっぱり人から好かれるってすごく嬉しいから。
「…それ、期待していいの?」
「期待?」
「俺にもチャンスあるんだよな?好きでいていいんだよな?」
「ば、ばかやろー…///」
ドキドキした。
実の陸に…うあー!!
結局あたしもブラコンかぁ?!
とりあえず、合宿認めてくれました!!
⇒あとがき
前/次
[ 9/13 ]
戻る