僕が柊くんに告白///されたことは学校中に広まっていたらしい。 全く恥ずかしい。 学校が終わって帰る時。
「彩斗、だっけ」
「誰だ君は?」
頑張って抑えたつもり。 声のほうを見ると見知らぬイケメンがいた。
「ホントに誰だ君は?」
「愛之助、あー…柊の友達の藍川真広(アイカワ マヒロ)だ」
「藍川くんか。戸宮彩斗だ。よろしくお願いします。」
手を差し出してみる。
「プッ」
「な、なにがおかしいのだ?!」
笑われた。 笑うと余計爽やかになる。
「いや悪ィ、堅苦しいのな、お前」
え…、もしや…。
「君は僕を馬鹿にしているのか?!」
「いやしてねェよ、ただ愛之助が惚れるくらいの人ってどんなかなと思ってな」
「僕は見せ物じゃないッ!!」
「悪かったって、とりあえず変なやつだな」
へ、変なやつ?!
「君のがよっぽど変だ!」
「お前、愛之助に告られてどう思った?」
「君!そ、その…こ、告白…とか、やめないか///」
「ホントのことじゃねーか、で、どう思った?」
どう…///? 嬉しかった? むかついた? 悲しかった?
「そんなこと聞いて君になんの得があるのだっ「あーッ!!」」
僕の話に被せて奴の声が聞こえた。
「お、愛之助」
「もー、真広ぉ!ちょっと俺が由衣ちゃんに絡んだからって彩斗ちゃんに手ぇ出さないでぇッ!!」
「由衣?誰だそれ?」
「あ、気になるー?だいじょぶ、浮気じゃないよっ」
「浮気の意味を調べてこい。で、由衣とは誰なのだ?」
「俺の幼なじみ。」
「幼なじみ?君とその子は付き合っているのか?」
「…付き合ってねェよ///」
フイッとそっぽをむく藍川くん。
「では好きなのか」
「ば、馬鹿じゃねぇーの///?!」
「これは面白い。」
「俺も彩斗ちゃんが大好きだよーっ」
「藍川真広、君の恋が実るといいな」
「うっせぇよ///」
恋愛に興味はあるんです。
(無視?無視ぃ?) (君は少しうるさい)(?!)
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