目が覚めると俺の大好きな子が隣にいた。
身体は動かさずに目だけ動かす。
あぁこっから見るお前も可愛いんだなーなんてな。





「〜♪」





 あ、鼻歌歌いだした。
あ、そこの音違うぞー。
でもすっげー嬉しそうに歌うよな。




「〜♪ってふぁあああッいつから起きてたの///!!?」





 あ、気づいた。





「歌うちょっと前」


「うー///」






 トマトみたいに赤くなる。
そういえば今日の昼食のピザうまかったなー。





「なんで赤くなんのさ?」


「なんか、さ…鼻歌って恥ずかしくない///?」


「あー、あるかも」


「えへへ、やっぱそうだよねー」




 へにゃりと笑う陸乃。
こーゆー顔がすっげー好き。
隣に座りなおした陸乃を横目で見ながら肩に頭を乗せる。
あーもっかい寝れそう。





「今日は甘えんぼさんだねー亜種」


「普段は黄色いのとかアイスとかがひっついてんからなー、たまにはいーじゃん?」


「そーだね!」






 陸乃の髪を触る。
サラサラだなー、なんでこんな真っ直ぐなんだろ…。
音楽雑誌を見ながら鼻歌(無意識?)歌ってる陸乃の太ももに頭を移す。
女子ってなんでこんな柔らかいんだろ。
つーか胸が、な///





「今日はほんとにデレデレだねーいつもツンツーンってしてるのにー」


「なー…俺ってそんなにツンツンしてるか?」





 まずなんだよツンツンて。





「うん、すっごいツンツン!!!あ、こんな服みたいにツンッツン!!」





 今度はファッション雑誌を取り出し俺にも見えるように開く。
それツンツンか…?





「でも、ほんとーはすっごく優しいもんねー」


「…うっせーなー元から優しいっての///」





 ほんとかなわねーなー…。
なんてゆーか弱味をいつでも握られてる感じ?
この笑顔とかさ、ずりーなー。
「ツンツーン♪」





 あの笑顔にまたドキッとする。
うわー、たぶん今すっげー情けない顔してんかも…。
身体を起こし、陸乃の後ろに行き腕を肩に乗せる。
なんてゆーか顔見られたくない、から///





「ふふ、ほーんとに今日は甘えんぼさーん」


「うるせーなぁ…雑誌見たいだけだし///」






 陸乃に見られないよーに。
気づかれても気づかれないよーに。
お前の前ではいつでもかっこよくありたいから、な。









―あとがき―


クロート様リクありがとうございました!!!
本当は夏場の人気怪談話の甘夢小説とのリクだったのですが…ご愛嬌でなんとかなりませんかね…?(笑)
実は甘夢のリクはもう一人来ていました!!
本当にありがとうございましたっっ

今回は亜種との甘い感じでのほほんってね♪
こんな話書くの結構好きなんです!!!

またのリクお待ちしてまーす!!!!




君との時間は







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