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 まぶしい…。
目を覚ますと真っ白な世界が広がっていた。





ハレ
 「うわ…」





 まるで俺以外の色がすべてなくなったようだった。
今まで真っ暗な世界にいたからよけいまぶしく感じる。





 ここ、どこだ?





 四角い建物ばかりが凹凸している。





―ザッザザッザーーーーーー





 急にノイズが聞こえる。
うわっ、なんだよ…!!





 四角い建物にたくさんの画像が映し出される。
すべて別の映像のようだ。
そこにうつっていたのはアメだった。





ハレ
 「なん…で…」





 全部、全部ひどいことを言われてる映像ばかりだ。
引きながらゴミ箱に入れる奴もいれば乱暴にゴミ箱に入れる奴いる。
どれもこれもひどいものばかりだ。





ハレ
 「やめろ、やめろッッッ!!!」





―ザザッザザーーーーーーーッ





 パッと映像がすべて消える。





 落ち着け、なんでこんなに震えてるんだよ俺は…。
自分を抱くように落ち着かせる。





―ザッザザッ





ハレ
 「まだなんかあんのか…」





―ザザッザーーッ





 「ヤッ」


ハレ
 「?」





 声がした。





 「いやああああああああああああっ」


 「ほら、消されたくないんだろ?!」





―ガシャンッッ





 「うぅ…う」


ハレ
 「なんだよ、これ…」





映像には、
アメが
しらないマスターに
襲われている映像だった。





―ガンッ





 「暴れるなッッ」


 「いた、い…」





 殴られた。
おとなしくなったアメに近づいて服に手をかけるマスター。





ハレ
 「あ…あ…」



 「なンデ、こんナ事スるの…?」



 「お前がこんなことにしか使えないからだよッッ!!!」





―ブチッ





 髪の毛がちぎれる音がした。
もう、やめろ。





 「イタいです、マスターッッ」


 「うるせぇー!!黙って喘いでろッッ」





 足を持ち下半身に触れようとする。
アメは抵抗しているがまったく微動だにない。






 「いやあああああああああ゙あ゙あ゙あ゙ッッ」





ハレ
 「あああああああああああああああああッッッ」





―ザッザザーーーーー





ハレ
 「ごめんな…ホントにごめん」





 ボロボロと涙がこぼれる。





ハレ
 「アメを一人にして、ごめん」





 謝っても、謝っても…



ハレ
 「何もできない俺で…」





 本当に無力な俺で





ハレ
 「ごめんな、ごめん…」



 「なんで謝るの…?貴方は誰?」





 君の声が聞こえた気がした。












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