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 アメはもういない。
傷つけてしまった。
怒鳴ってしまった。
アメの目は消された時の目だった。





―バァンッッッ





 突然扉が開かれる。
思わず肩が動く。





レン
 「おいハレ!!!」


ハレ
 「なんだよレンか、ビビらせんなよ…」


レン
 「うるせー、お前アメになにした」


ハレ
 「ッ!!」





 こいつ…、痛いとこついてくるなぁ。
ってことはアレか?
アメのとこにでも行ったのか?





レン
 「なぁ…お前変だぞ?」


ハレ
 「…そうかもな」


レン
 「何があったか知らないけどアメにあたる事ねェだろ?!」





 わかってんよ、そんくらい。
…わかってんだ。





―ガタンッ





ハレ
 「ッ」



 なんだこれ。
なんで胸倉捕まれてんだ?





レン
 「お前さぁ、アメを守るんじゃねーのかよ!!」





 レンの目は本気だった。
俺をきつく睨む。





ハレ
 「わかんねェんだよ!!!」





 つい声をあげてしまった。





―ガチャ





ルカ
 「なにしているのですか」










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