6
bookmark





【ハレ視点】





カイト
 「なぁんでアメがハレの学ラン着てるのかなァ〜?」





 暇な俺とカイトとミクオと珍しく帯人がいる。





帯人
 「…やめてよね、ニオイがうつる」


ハレ
 「ニオイって…」





 俺、多分帯人が苦手だ。
前にリントが帯人と戦った(?)らしいけど俺はそんな勇気がねェ…。





カイト
 「…ハレってレンと似てるよねェ」


ハレ
 「ハァ??!誰があんなマセ餓鬼なんだよ!!」


ミクオ
 「俺もそれ思った、お前帯人兄さん苦手だろ」





 ミクオに本当のことを指摘されて、ドキッとした。





ハレ
 「そ、そんなことねェ!!」


帯人
 「…別に、気にしてない」


ハレ
 「違ェって!」


帯人
 「隠さなくても良い、お前に好かれてもしょうがないから。俺はアメさえ手にいれればそれでいい」


ミクオ
 「帯人兄さん危ないっス」





 あれ?
ミクオって帯人に敬語だったっけ?





ハレ
 「…似合わねェな」


ミクオ
 「…お前常識ねェだろ、年上には普通敬語なんだよ」


ハレ
 「俺は使わねェけどなぁ」


ミクオ
 「マスターには使ってんじゃねーか」


ハレ
 「アメが絶対使えって言うからなー、つか今キッチン行っちゃいけないわけ?」


カイト
 「みたいだね、なんか明日に向けて女の子たちが頑張ってたぁ」





 なんか食いてェんだけどなァ…。





ミクオ
 「腹減ったなァ…」


帯人
 「…俺も」


カイト
 「俺もぉ」


ハレ
 「んだ、皆へってたのかよ」


カイト
 「ネットコンビニでも行くかぁ」


ハレ
 「ネットコンビニって何?」


ミクオ
 「まぁ、コンビニ?」


カイト
 「コンビニだねぇ」


帯人
 「俺も、知らない」


ハレ
 「帯人知らねェんだ?」


帯人
 「外、出ない」





 あー、いわゆるもやしですな。
この引きこもりッッ!!





―ガチャッ





 キッチンからアメが出てきた。
俺の学ラン姿でッ///





アメ
 「あ、の…スミマセンがチョコ買ってきてもらえませんか?」


帯人
 「行く」





 帯人が輝いてる…。
なんかすっげぇどや顔してんし…。





カイト
 「えー、俺が行くからいいよぉ」


アメ
 「本当ですか?じゃあ皆さんに頼んじゃいます、それで…あの、今度あたしも連れてってもらえませんか、ネットコンビニ///」


ハレ
 「行ってきますッッ!!」


ミクオ
 「お前さっきまでダルそうな顔してたろ」





 ハハ、なんのことかなぁ?





アメ
 「ありがとうございます!じゃあお願いしますね、板チョコ10枚くらいで」





 …10枚も!?










/
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -