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 ドキッ★男だらけで語りつくすぞ。




【ハレ視点】





 つまらない。




 さっきアメとミクとリンとグミが買い物に行ってしまった。
メイコさんもルカもどっかいっちゃってマスターも妹も学校で。
今ここにいるのは男だけである。





ハレ
 「む、「むさい」っちょ、今言おうとしたんだけど!カブったんだけど!!」





 俺にカブせてきたのはレンだった。
ちなみに、でっかい部屋に男性ボカロが全員集合しています。
なんつー絵だ!!





リント
 「大体なんでここに集合してるわけ?暇なの?」


ミクオ
 「お前も暇なんだろ…」


グミヤ
 「だってアメちゃんいないしー」


カイト
 「しかし明日の楽しみがあるからねぇ」


 「「「「明日?」」」」


カイト
 「え、知らないの?」





 明日ってなんだ?
なんかあったっけ…?



ルキ
 「誕生日でしたっけ?」


カイト
 「え、ちがうよ?」


グミヤ
 「まさかのデート?」


カイト
 「したいよ?」


アカイト
 「してぇのかよ!!」


ハレ
 「何お前等漫才してんだよ!!マジでなんかあったっけ?」


レン
 「明日って何日だっけ?」


ミクオ
 「2月14日」





 なんだっけ?





カイト
 「ホントにしらないんだー?ププ」


アカイト
 「テメェ馬鹿にしてんだろ、いいから教えろよ」


カイト
 「もぉー、アーくんこわーい!バレンタインでしょ?バ・レ・ン・タ・イ・ン」





 バレンタイン?
しかもアーくん?
アーくんって…





ハレ
 「プッ」


アカイト
 「…ハレ…」





 アーくん、こわーいっ!
これ以上笑ってると殺されるので堪える。





リント
 「つかバレンタインって何?」グミヤ
 「俺もわかんなーい」


カイト
 「女の子が好きな男の子にチョコをあげる日のことだよ」





 す、好きな子!!!?
アメが、好きな男にチョコを…!!?
そんな男は俺が…。





ハレ
 「ぶっ殺す…」


カイト
 「おー怖ぁ、アメちゃんのことだから俺にくれるよー」


レン
 「絶対ないな」


グミヤ
 「カイ兄ィ冗談キツいよーっ」


カイト
 「アハハー俺はいつでも本気だけどなっ、じゃーさ、誰がもらえると思う?」


ハレ
 「うーん、一番世話になってる人とか?」


メイト
 「好きな人じゃなくね?」


ルキ
 「思い切って告白しちゃうパターンですかね?」





 えっ!!!??





グミヤ
 「えー、そしたら邪魔しちゃおっか!」


ミクオ
 「お前だったらどうすんだよ」


グミヤ
 「邪魔させない」


ハレ
 「絶対してやる」


リント
 「でも本当に誰だろうね?やっぱ一番近い存在なハレじゃない?」


ハレ
 「っえ///!?」


レン
 「何顔赤くしちゃってんの?」


ハレ
 「お前、俺より年下だろー!!その口塞いでやろーか「俺の口で」…は?」





 え、なにそのキモチワルイ発言を俺とかぶせたのはルキ兄さんだった。
え、待って、何この人、腐男子って奴!!?





ルキ
 「ちょ、腐男子って思ったでしょう、そーゆーサイトとかいったりしてるんだけですよ!」


メイト
 「安心しろ、正真正銘の腐男子だよ」


ハレ
 「うわぁー…」


ルキ
 「ハレ、全国の腐男子さまに土下座しな」





 笑顔で言うルキが怖いと感じたのは俺だけでしょうか!?
早く帰ってきて、アメー!!










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