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 あとは焼くだけかな?
オーブンで。





―ドォンッッッッ!!!




アメ
 「…え?」




カイト
 「爆発したー」



 いやいや爆発したーじゃないでしょう?!
ビックリしましたよ、違う意味で心臓バックバクですよ!!




アメ
 「え、大丈夫だったんですか?」



カイト
 「うん。中になんかが入ってたみたい」



アメ
 「なんか?」



カイト
 「もう真っ黒になっちゃってなんだかわかんない」



 これはヒドイ…。
グシャグシャになったなにかがまだ動いていた。



アメ
 「動いてますね」



カイト
 「動いてるね」





―パァンッッ




アメ
 「爆破しましたね」



カイト
 「爆破したね」



 …これ本当になんだったの?!
とりあえず流しにおいておく。



カイト
 「じゃ、改めましてぇポチっとな!!」




―ピッ




 そして動き出すオーブン。
…こーゆーのって中ずっと見たくなっちゃうのが癖…。




―ジィー



 気がつくとカイト兄さんも見ていた。
ん、カイト兄さんどこ見てんの?!
あきらかオーブンじゃないな




―シュルッ



 っとネクタイを取るカイト兄さん。
何をしているんだろう?





アメ
 「カイト兄さん…?」




カイト
 「…」


 あ、無視ですかい!
でも…真顔になるとカッコイイなぁ…。





―ドサッ




 あれ?
ナニコレ、押し倒されてない?!
え、なんで??!!!



アメ
 「カカカイトさん?!どうしたんですか??!!!」




 グイッと顔を近づけてくるカイト兄さん。
なにこれなにこれなにこれ!!??




―ペロッ



カイト
 「ほっぺにクリームついてたぁ」



アメ
 「ハハハハハハハハハイ!!??」


 くりーむ?kuri-mu…?
クリーム!!?



アメ
 「あぁ、ありがとうございます、でも言っていただけたら自分で取りますよ…?」



カイト
 「俺が取りたかったの!ってか舐めたかった!!」



アメ
 「ひ、卑猥に聞こえるのはあたしだけでしょうか?」


カイト
 「全部舐めてあげよっか?」



アメ
 「え、遠慮します!!そして、体制どうにかなりませんかねぇ…?」



カイト
 「えぇ?…んー、ちゅーしよっか?」




 …どっからそんなことになったのでしょうか!!???
おかしいなぁ、普通にお菓子つくりしてませんでした?
何故…チュウ///?!



メイコ
 「昼間っから何やってんの…?」


ルカ
 「エロティックですね」



 台所を覗くメイコさんとルカさん。
恥ずかしいーーーー!!!



カイト
 「えへー、だって夜はいっつも若い子達が傍にいるじゃん?」



ルカ
 「アメは人気ですからね!」


 いやいや、人気もなにも遊ばれてません?!
遊ばれてますよね???!!



メイコ
 「カイト、アメがトマトみたいになってる」


カイト
 「あはー、おいしそー!!食べちゃいたぁい」



アメ
 「だから卑猥に聞こえますからーーー///!」











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