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 暇…。
買い物も終わらせて今は自室でボーっとしています。
あぁ…、暇だなー。
 




 カイト兄さんやメイコ姉さんお手伝いでもしてこよっかなー?




―――

――





 カイト兄さんの部屋に着いた。
コンコンとノックをする。





アメ
 「カイトお兄さーん、失礼しますね」




―ガチャ




カイト
 「むぅ?」




 あ、アイス食べてたー…。
休憩中でしたか…。
邪魔しちゃったかな。



カイト
 「ん、どうしたの」



アメ
 「いえ、何かお手伝いしようかと思ったのですが」



カイト
 「んー、じゃ俺が暇だから一緒に話そー」



 カイトさんはすっごく可愛く笑った。
…可愛い!!これは断る意味が分からない!!!



アメ
 「いいですよ、そういえばこんな風に2人っきりでゆっくり話すのは初めてですよね」



カイト 「そぉだねーいっつも誰かしらいるもんね」



アメ
 「…アイス、何個目ですか?」




 ゴミ箱を見るとアイスのゴミが山積みになっていた。
カイト兄さんはさっきまで食べていたアイスをまた山に置き笑った。
だから可愛いですから!!!
その笑顔可愛いですから!!!!



カイト
 「俺ねー、アイス好きなんだ、甘いものはなんでも好きだけどっよいしょッと」



 カイト兄さんは立ち上がり一冊の本を取り出した。
そして「これこれー」とか言いながらおいしそうなカップケーキが載ったページを見せてきた。



カイト
 「これ作りたい!!」



アメ
 「そんな可愛らしい顔でいわれましても…材料とかはあるんですか?」



カイト
 「あるよ!!ね、一緒に作ろうよ!!」



 ハハ、可愛いなぁ!!
そんなもん、断る訳ないでしょう!!



アメ
 「じゃあ、作りますか!」



カイト
 「わぁーい!!ハイ、エプロン。俺のお下がりだけどいー?」



アメ
 「はい、ありがとうございま…す?!」



 エプロンを広げて見てみたらでっかい字で[アイスLOVEッッ]と書いてあった。



カイト
 「それねー、俺が縫ったぁ」



 …ず、随分と器用なんですね…。
人針人針手で縫った後があった。
あぁ…頑張ったんだなぁ。




アメ
 「じ、じゃあ台所に行きますか」



 これ…着ないとダメかな…?











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