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マスター
 「なんで捨てなきゃなんねェんだよ、舌滑なんてそんなの調教のテクニックが足んねェからだろ?なのに捨てるとかありえねェー…」






 今、捨てないって言った?
震えが止まった。







 この人は違う



 いままでのマスターとは



 この人は



 本当に優しい人







アメ
 「マスター…」




マスター
 「なんだよ、泣くなよ、絶対ェ捨てたりなんかしねェから!お前等は大切な家族だからさッ」




 マスターは笑って友達に
「ま、そうゆうことだから捨てねェ逆に有名にしてやるッ」
とかいっている。




マスター友達
 「お前ならそーゆーと思ったけどさ!つーかゴメンな?泣かしちゃって」




 そういってあたしの方を見て笑ってくれたお友達さん。




アメ
 「大丈夫です!ハレ、ありがとう…もう平気だよ、…ハレ?」


 返事がなく抱きしめる手を離してくれないハレ。
顔を覗こうとするが抱きしめる手の力で見れなかった。



でも…



アメ
 「泣いてるの?」



泣いてるのはわかった。





 だから微笑みながら頭を撫でてあげる。
何も言わないけど、
怖かったんだと思うんだ。
あたしが泣いてる時はずっと抱きしめてくれたから
今度はあたしの番
ナデナデしながら泣いてる君を可愛いなと思うのは変?





リン
 「〜〜〜っ!!やっぱ、だめだぁうわぁーん、よかったよぉ、アメちゃんとお別れしなきゃいけないのかと思ったあぁあっぁ!!」




 急に泣き出すリンちゃん。
それにつられてミクちゃんもグミちゃんも泣き出した。




ミク
 「っ、マスターッ、が…そんな人じゃないの、知ってたけど
アメちゃんが、あんなこと言、うからぁー…」






 好き。


 あたしのために涙を流してくれるみんなが好き。


 『家族』と呼んでくれる貴方が好き。








I love you .

and



Thank you .





続く





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