4
bookmark







 【アカイト視点】







 外で聞き覚えのない声が聞こえる。
さっきマスターが紹介してた奴か?
それに気づいたカイトは
 「なんだろー?」
とか言ってる。
だいたい、なんでコイツは俺の部屋でアイス食ってる?
つーかそれ俺のだし。
ルキもいる。メイトもいるし…。



アカイト
 「なんでお前等いんだよ…」



カイト
 「えーなんとなく?アイスおいしいし」



 コイツは意味が分からない…。
マスターに治療してもらってこい。



メイト
 「あれだ、暇なんだよお兄さんたち」



 メイト兄さんは俺のベットに寝っ転がってんし。



ルキ
 「部屋に男が4人…///」



 ルキさんもおかしい。
この人は何故か男同士の恋愛がすきらしい…。
いつ襲われるかわからんな。



メイト
 「おい、ルキ、近い」



ルキ
 「いいじゃないですか、メイト!」



メイト
 「暑ィな…ま、いいか」




 メイト兄さんは面倒くさがりすぎる。
ルキがベッタリくっついていていても本を読み続ける。
すごい絵だな…。




―トントン




アメ
 「アカイトさんいますか…?」




 そしてまた俺の部屋に来客が。
多分さっきのアメってやつだろう。



カイト
 「いるよー♪」



アカイト
 「なんでお前が出るんだよ」



 カイトが嬉しそうに答える。



メイト
 「さっきの奴か?」 



 メイト兄さんが体制を変えながら酒を飲む。
おいコラ、人の部屋だぞ。
これが同い年だったら殴ってるやる。



ルキ
 「そーじゃないですかー?あ、俺も酒いただいていいですか?」



 お前ら酒呑むな!!
メイト兄さんの酒は強すぎると思う。
(とゆーか俺が酒弱いだけだが)




メイト
 「声、変わった?」



 メイト兄さんに言われて気づく。
確かに声が違う。
もうちょっと暗い感じだった気がする。
そして入ってきた…。さっきの奴と知らない男が。
ルキがキラキラした目で見ている。
誰だ?



アメ
 「さっきマスターに紹介していただきました、天音アメです。それと亜種の」



ハレ
 「天音ハレっここは四人もいんなー、にぎやか!!」




アメ
 「ハレ、落ち着いて」



ハレ
 「だってここに4人もいたらあと3人のとこいけば挨拶終了だろー?」



カイト
 「挨拶してたんだー、えらいえらい」



 カイトはアメとハレの頭を撫でてる。
ハレは嫌そうな顔してるけどアメはすごく嬉しそうだ。
…。
なんつーか、子供みたいで可愛い。
なんか…撫でたくなる。



ルキ
 「ハレくん可愛いですね!!絶対受けですね、わかります!」




 ルキの腐発言にハレって奴が[?]を浮かべてる。



ハレ
 「受け??なんだそれ」



アカイト
 「なんでもねェよ…」



ハレ
 「??」





 新しいやつもそっちに走られたら暴走が止められない。
一方カイトはアメをナデナデしている。
メイト兄さんは酒を勧めていた。





カイト
 「かわいいなぁー本当にー」



メイト
 「ほら、呑めよーう」



アメ
 「あ、う///?」



アカイト
 「二人ともやめなさい」




 アメは顔を真っ赤にして戸惑っていた。
とりあえず二人を止める。
ハレがアメの腕をつかむ。




ハレ
 「次、行くぞ」


アメ
 「お、怒ってます?」




 アメの腕を引っ張っていくハレ。


ハレ
 「なんでもねェーよ!!アホ」


アメ
 「ふぇ!?」




 …なんか、和む。



アメ
 「あ、失礼しました!!」




―バタン





 ペコッと頭を下げたアメ。
その姿が愛くるしかった。
たぶん…ハレはアメがスキなんだろう。
かなり嫉妬してる。
わかりやすい性格だ。



メイト
「案外可愛かったな」



 ボソッとメイト兄さんが声をだした。
その言葉で俺のなにかがあせりだした。



アカイト
 「…」    
  

カイト
 「アカイト?」





 「ん、何?」 



 なんかボーっとしてた…。
ルキはニヤっと笑った。。。
…何だよ?




ルキ
 「恋しちゃったんですかぁ?」







 …コイツマジ嫌い。




アカイト
 「とりあえず、お前ら帰れ」











/
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -