3 【ハレ視点】
さっきのレンの言葉…
「絶対ェ奪ってやる!」
…ちょっと俺がおちょくったくらいであんな事言うなんて…。
マセ餓鬼がぁ!!
アメ
「どうしたの?グミヤくんのトコここだよ?」
あぁ、通り過ぎてた…。
アメは俺の手を握りノックをする。
さっきから手は離さない。
やっぱりまだ、怖いのかな。
でもさ絶対離れないから大丈夫。
もう、絶対寂しい思いはさせねェから。
ハレ
「アメ、俺もう絶対ェ離れねェから」
アメ
「…う、うん…でもやっぱり怖い…よ」
「そっか」っと俺が優しく撫でてやんと照れくさそうに笑った。
それと同時に扉が開いた。
―ガチャ
ミクオ
「全く、グミヤが出ろよ…誰?」
なんでミクオが出てきたんだ!!?
部屋、間違えた?
いや確かにグミヤの部屋だ。
グミヤ
「あははー誰だったー?あ、アメちゃんだー」
後ろからグミヤが出てきた。
なんだコイツ等は仲がいいのか。
アメ
「あの、天音アメです。これから、よろしくおねがいします!で、あたしの亜種の」
ハレ
「天音ハレ。」
俺はジッとミクオとグミヤを見つめる。
コイツ等カッコイイな…。
ミクオ
「そんな声だったか?亜種くるの早いな」
アメ
「いや、ハレが来てから変わりました!早いですかね??」
グミヤ
「ヘェー、可愛い声だね、俺好きだよぉ!」
アメ
「っ///あっ、あたしもグミヤ君の声すきです!」
グミヤ
「あははー、ありがとぉ(あ、照れたー)」
アメ
「///」
グミヤ
「アメちゃんかーわいーっ!!」
とかいいながらグミヤはアメに抱きつく。
なにやってんだよゴルァ!!!
アメはスンゲェ照れてるし!!
俺はアメとグミヤを離し、アメをこっちに寄せる。
アメ
「ハレ…?(なんか、怒ってらっしゃる?)」
ハレ
「もう、次いくぞ…」
そう言って部屋を出る。
アメは
「失礼しましたっ」
といって頭を下げていた。
グミヤ
「ばいば〜い♪また来てね〜」
【その後のグミヤの部屋】
グミヤ
「ねぇクオー、俺本気であの子気に入っちゃったぁ」
ミクオ
「性格も良さそうだよなぁ…でもあのハレって奴も…」
グミヤ
「そうだねぇ、でも…俺は本気だから」
ミクオ
「…あっそ」