2【レン視点】
「ここ、ですね」
「おぉ、じゃ入んぞー!!」
なんて声が外から聞こえてくる。
…誰の声だ?さっきマスターが紹介してた奴はもっと暗かった気がするし、第一男なんかいなかった…よな?
じゃ誰だ?
―ガチャ
「邪魔すんぞー!!」
「ノックしないんですか!!?」
「もう開いちまったしいいじゃんっ♪レンいるかー?」
しらない人に呼ばれた。
振り返るとさっきの奴とそれに似た男がいた。
…あれ、こんな声だったっけ?
レン
「いるけどアンタだれ?」
ハレ
「おうおう、最近のガキは年上にアンタとか言うのか!!」
アメ
「ハレ、一回黙りましょうか」
…マジで誰?
天音アメとか言う奴はこんなかっ、可愛い、声してたっけ?///
レン
「誰…?」
アメ
「えと、さっきマスターからも紹介いただいた天音アメです。」
ハレ
「その亜種のハレでーす。」
やっぱり、さっきの人だったんだ…。
なんつーか…可愛い、かも///
その亜種(早くね?)のハレもイケメンだし…。
ハレ
「あ、お前リンと同じ部屋?」
リンとはもう親しいのか…。
別に嫉妬じゃないよ?
つかアイツ彼氏いるし。
近所の「鏡音レン」くんだそうだ。
俺と何が違うんだ?
まぁそれはどうでもいい。
レン
「さすがに彼氏持ちの女と一緒の部屋はまずいっしょ」 「「…リンって彼氏いんの/いるんですか?!!」」
こいつ等、すんげぇキレイにハモった。
あぁ、知らなかったのか…教えちゃってよかったのか?
ハレ
「まぁ、あんな可愛かったら彼氏の一人くらいいんだろ、なぁーアメ?」
「なんであたしにふるんですか…恋愛なんてわかんないですよ」
純粋…。
ハッなんで俺今ホッとした?!
うわー、なんか恥ずかしい!!
アメ
「じゃ、そろそろ他の人のとこ行きましょうかハレ?」
ハレは俺のほうへ近づいてきて
「アメはあげません」
とか言ってきやがった…(イラッ)
だから俺は
「上等!絶対ェ奪ってやる!!」
とか言ってみる。
っやっぱ恥ずかしい///
でもこれを言ったからにはアメを俺のモンにする!!
これって…一目惚れってやつ…だよな。
二人が出ていった。
レン
「らしくねーな俺」
なんて呟いた。