1『俺は天音アメが好きだ』
―ガバッ
皆様おはようございます。
朝からドキドキです。
アメ
「なんて恥ずかしい夢を…///」
いや、夢じゃないんだけれど…。
電子ピアノの椅子に座り、髪をとかす。
クオくんは、今どんな感じかな…。
やっぱりこんな感じにドキドキしているのかな。
もしかしたら、あれは冗談なのかな。
返事って、どうしたらいいのかな。
シンプルな服を着てリビングに行く。
朝ごはんのいい臭いがする。
アメ
「おはようございます、お手伝いします」
メイコ
「おはよ、じゃあこれ運んでくれる?」
アメ
「はーい!」
今日はパンだ。
テーブルに運んでいるとアカイト兄さんとミヤくんとミクちゃんがきた。
ミク
「おはよーアメ!」
アメ
「おはようございます」
ミク
「えへへー」
いつもより嬉しそうだ。
なにかあったのかな?
ミクオ
「はよ」
―ドキッ
グミヤ
「あ、クオおはよ!!」
クオくんはいつも通りだ…。
私もいつも通りにしなきゃ。
ミクオ
「おはよアメ」
アメ
「お、はよーございます///」
だめだぁ!
意識せざるを得ない!!
チラチラ見ている私に気付いたのかクオくんが近づいてきた。
ミクオ
「ちょっと、いい?」
アメ
「え、は、はい!」
クオくんの背中を追いながら移動する。
向かった先はクオくんの部屋だった。