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【ハレ視点】





 アメとミクがいない。
迷子届けは出して放送されたが心配だ…。
どうしよう…。





「ねぇねぇ」


ハレ
「なんだよ、後にしてくれ」


「やだ」


ハレ
「…やっぱ俺、アメたち探してくる!」


「えーそれ迷子フラグってやつだよ」


ハレ
「あのなぁ、お前さっきから…って、誰」





 白と灰色が混ざったような髪色で黄色い瞳。
つーかまつげ長っ!
そんで…





―くいっくいっ





 アホ毛うぜー…。
なんで動いてんだ?!





「僕も探し物してんだ」


ハレ
「えーと…」





 なんか…こいつ、女!?
でも僕って…いや男か?
ミクみたいに女で僕ってやついるしな…。





「女の子さがしてんの」


ハレ
「えっと…」


「一緒きて」



―グイッ





ハレ
「あ、おい!!!」




 女か男かわからない奴に腕を引かれ走り出す。
ルカにもなんも言ってねェ!!!





ハレ
「なぁおいストップ!!!」


「やだ」


ハレ
「ルカになんも言ってねェから!!だめだって!!!」


「なんで」


ハレ
「俺まで迷子になっちまう!!」


「さっき動こうとした、だからつれてきたのに」


ハレ
「それは…そうだけど…」


「意気地なし」


ハレ
「あ??!!!」


「怖がり」





 なんで知らないやつにこんなに言われなきゃいけねーんだ!!!
俺は怖がりじゃない!!





ハレ
「あーもういいよ!!!おら探しいくぞ!!!」


「…」


ハレ
「お前場所わかんのか?」


「こっち」




―くいっくいっ



「次、右」




―くいっくいっ





 おいおい、ちょっとまて…。
こいつのアホ毛って…。





ハレ
「お前のアホ毛ってアンテナなのか…?」





―くいっくいっ





「え、なにそれ」





 む、無自覚…!!!???





「いた」


ハレ
「え?」





 そこには手をつないでキョロキョロしているアメとミクがいた。





ハレ
「お前が探してた女の子って…ってあれ?」





 さっきまでいた銀髪の女か男かわからない奴がいなかった。





ハレ
「おい、なんなんだよあいつ…」


ミク
「あれ、ハレ!!!」


アメ
「ホントだ!」


ハレ
「あ、あぁ…」


ミク
「迎えにきてくれたのー?僕ら迷っちゃってさー!」


ハレ
「あぁ…じゃいくか」





 道順覚えていてよかった…。
それにしても…あいつの探していた女の子って…?
つーかあのアホ毛と性別と名前も気になる。
あんなボカロあったっけ?





(うぅ…皆さんごめんなさい!)
(ごめんなさい!)
(まぁ、見つかってよかったですよ!)
(…二人ともあとでお仕置きですね)
(!!???)








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