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 目の前にはすっごく大きなショッピングモール!!!
これはすごい!!!





グミヤ
「やっとついたー!!」


ミク
「うわぁー新しくペットショップできてるよー!!みたーい!!」




 なんて満面の笑みでミヤくんが両手をあげる。
出だしは頑張りましたが、今はそんな元気ないのです。
電車の後はなんとバスが待っていて、目が回っていた。





メイト
「グミヤーミクー、あんま遠くいくなよー」


メイコ
「最後に連れて来たのかなり前だからね、すごい興奮してるわねー」


メイト
「疲れたから座りたいんだけど」


カイト
「メーくん年ー?」


メイト
「あー、俺もうおっさんだからなー」


ハレ
「認めんのかよ」


メイト
「おっさん疲れたからそこのカフェで座っててい?」


メイコ
「いいけど浴衣は?」


メイト
「あー、たしか家にあったろ」


メイコ
「そうね、あたしやルカも持ってるの着るつもりだし」


ルカ
「えぇ、ではメイコさんもメイトさんも休んでいてください!子供達の面倒は私とルキで見ますんで」


ルキ
「え、俺もですか?」


ルカ
「もちろんです!!」


メイト
「あ、そう?じゃあメイコ、いこ」


メイコ
「でも…」


メイト
「いーからいーから」





 ハッ、会話に入るの忘れていた!!
あ、でも目回ってない。
治った!!





アメ
「あれ、メイコさんとメイトさんは?」


アカイト
「休んでるって」


アメ
「い、いつの間に…!」


アカイト
「落ち着いたか?」


アメ
「はい!」


アカイト
「今度っからアメもリントも酔い止め持ってなきゃな」


アメ
「リントくんもですか?」


リント
「…まぁ…」


アメ
「帰り、頑張りましょうね…」


リント
「…あぁ…」





 リントくんも思い出したのか顔が青くなる。
ため息をつきながらエスカレーターを上る。
いろんなお店があるんだなー…。
…ん!!???





アメ
「み、ミク…?」





 ミクがお店のガラスに顔を近づけてうずうずしていた。
とゆーかなんでみなさんスルー!?





ミク
「みてみて!!犬だよ犬ー!!!」


アメ
「ペットショップですかー」


ミク
「うんっ、この犬僕をずっと見てるよー!!」


アメ
「懐かれているんですねー!」


ミク
「可愛い…///」





 目を輝かせているミク。
犬可愛いなぁ…。





―ツンツン





 背中をつつかれた感触がして振り返る。





アメ
「あれ?」





―ツンツン





 またつつかれた。
下を見ると小さいミクがいた。
あれ、ミク…?
顔が、違う!!
ほっぺこんなぐるぐるじゃない!
とゆーか白め!??





「なんか買うか?」


アメ
「え、えと…お店の方ですか?」


はちゅね
「おう、はちゅねミクだ!」


アメ
「はちゅねミクちゃん…」


はちゅね
「なんか買うか?」


アメ
「いえ、友達が犬を見てて」


はちゅね
「犬、触れ合うか?」


アメ
「いいんですか?」


はちゅね
「おう、ちょっと待ってろ、レーン!!」





 はちゅねちゃんはバタバタ走って店の裏にいく。
ミクはまだ犬を見ているようだった。





アメ
「犬、触らせてくれるみたいですよ!」


ミク
「ほんとー?!絶対あのコは僕に恋してるね!」




 こ、恋!?





はちゅね
「もってきた!」


ミク
「か、可愛い!!!!」





 犬を抱きかかえたはちゅねちゃんを抱きしめるミク。
犬も嬉しそう!





―クイクイ





 そでを引かれ振り返ると誰もいない。
目線を落とすと小さいレンが猫を持って黙っていた。





アメ
「可愛い猫さんですねー!」


「…」

アメ
「えーと…猫さん触ってもいいですか?」





―コクッ





 無言で頷く小さなレンくん。
ほっぺくるくる…。





アメ
「では遠慮なく…うわぁ可愛い!!」


「…」


はちゅね
「それかぐぁみねレンだ!」





―コクッ





 また無言で頷く。
かぐぁみねくんかな?
ほっぺぐるぐるぐる。





かぐぁみね
「…」


アメ
「ほっぺ、ぐるぐる…」


かぐぁみね
「……?」





―プニプニ





アメ
「や、柔らかい…」


かぐぁみね
「…………///」


アメ
「ぐるぐるほっぺ可愛いです!気持ちいいですねー」





 なんて行ったらかぐぁみねくんはささっとお店の裏に隠れてしまった。





アメ
「怒らせちゃったかな…」


はちゅね
「照れてるだけだ!」


アメ
「そうなんですか…」




 いきなりほっぺ触ったらびっくりしちゃうよね。
失敗したー…。





ミク
「しまった!!!」


アメ
「どうしたんですか?」


ミク
「ルカ姉たちがいない!」


アメ
「あ…」





≪迷子のお知らせをします。PCナンバー0729の初音ミクちゃん、天音アメちゃん、お姉さま方が探していますのでお近くのカウンターまで来てください≫





ミク
「私らのPCナンバーだ…」


アメ
「は、恥ずかしいですね///」


ミク
「は、早く行こう、はちゅねちゃんありがとう!」


アメ
「失礼します」


はちゅね
「おう、またこい!」


 うぅ、恥ずかしいです…///






(行っちゃったな)
(…)
(どーしたレン)
(…………!)
(ほうほう)
(…………?)
(あー、確かに)
(……………)
(うんうん)
(………///)
(なるほど、リンかルカがいないと何言ってんのかわからんな)







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