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メイコ
「とゆーわけで、浴衣買いにいきまーす!!」





 メイコさんがガチャッと入ってきたある日の午後。
浴衣??





メイコ
「マスターにお金も課金してもらったし、今からいくよ!!」


リン
「めーちゃん急だねー」


メイコ
「あぁ、昨日言うの忘れてたのよ」





 リンがメイコさんに苦笑いをする。





メイコ
「ほら、すぐ行くから支度してー」



「「「「はーい」」」」


メイコ
「次は男共か」





 と、言い残しメイコさんは出て行った。
支度って言ってもあんますることないなー…。





ミク
「浴衣かーっ」


アメ
「ミクは浴衣好きなんですかー?」


ミク
「ん?僕は和服も洋服もぜーんぶ好き!」


アメ
「何着ても似合いますよ!」


ミク
「それはアメもだよー!」


アメ
「う〜ありがとうございます///」


ミク
「えへへ〜」





 ミクはふにゃふにゃ笑うから私まで笑ってしまった。
なんてしてたら、隣のハレの部屋からドカドカ音がした。





アメ
「お隣も支度終わったんですかね?」


グミ
「そーじゃない?よし行こう!」





 グミに手を引かれ外にでる。
むわーっと熱気がまとわりつく。





アメ
「あ…暑いです…」


メイコ
「暑いわね…」





 メイコさんが私を抱きながら言う。
…む、胸が頭に…。
てゆーかこの距離だから暑いんじゃ…。




カイト
「あーっめーちゃんずるいっ!!」


アカイト
「こらカイト!まだ寝癖なおってないぞ!!帯人もいくな」






 玄関からカイト兄さんが飛び出してきた。
静かに帯人兄さんもきた。
後からアカイト兄さんの声が玄関から聞こえた。




カイト
「めーちゃんばっかずるい!!!俺もアメとくっつくーっ」


アメ
「わわっ///」





ガバッとカイト兄さんの腕の中に入る。
あ、暑すぎる…!!!
その後、メイコさんがカイト兄さんを剥がしてくれた。ベリッと




―クイクイ





 帯人兄さんに袖を引っ張られた。
振り返るとアイスのガリゴリ君を差し出してきた。





帯人
「あーん」


アメ
「いいんですか?」


帯人
「ん♪」


アメ
「ありがとうございます」





 食べようと顔を近づけると、アイスがなかった。
い、意地悪された?!泣





帯人
「…ちょっと、ハレ」


ハレ
「はへほかんふーははははん!!!(アメの間ちゅーはわたさん!!!)」






 意地悪じゃなくてハレが奪っちゃったようです。
シャクシャクしながら喋るハレを怒って追いかける帯人兄さん。
…案外仲いいな!





ミクオ
「暑いのに元気だな…」


アメ
「クオくん、なんかおじいちゃんみたいです」


ミクオ
「まだ16歳だぞ」


アメ
「ふふ、大人びてますね」


ミクオ
「なんか褒められてんのかけなされてんのか微妙だな」


アメ
「両方です♪」


ミクオ
「お前と一つしか変わんねェっての」


アメ
「冗談ですよ」


ミクオ
「生意気言うのはこの口かぁ〜?」





―ぐにーん





アメ
「いひゃいれふ(痛いです)」





 ほっぺを思いっ切り引っ張られた…(泣)
ほっぺをさすりながらハレと帯人兄さんの追いかけっこを見つめる。
帯人兄さんは最近表情豊かになった気がする。
最初の時よりすっごく優しそうになったなぁ。





グミ
「なにニコニコしてんのー?」





 グミちゃんがクオくんと私の肩に腕を回し飛びついてきた。





ミクオ
「俺ニコニコしてないぞ?」


グミ
「んーん、アメがニコニコしてたー」


アメ
「えっ、あぁ…えと、楽しいなぁって///」


グミ&ミクオ
 「「…」」(チラッ)





 グミとクオくんが目を合わせて黙り込む。





アメ
 「な、なんですか…??」


グミ
 「アメ〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」





―ぎゅうッ




アメ
 「うわぁ!!」





 グミが思いっきり抱きついてきた。
クオくんも頭をガシガシ撫でてくる。





アメ
 「もー、なんですかぁ二人してー」


グミ
 「アメ大好きッッ!!ね、クオくん!!」


ミクオ
 「…ん///」


アメ
 「〜〜〜っ///」





 グミもクオくんもずるい///!!





アメ
 「わ、私も…大好きですッッ!」





 余計、暑くなった気がする…///





(よかったじゃんクオくーん)
(そうゆう意味じゃないだろ///)
(顔赤いよー?)
(…///)









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