11 次はクオくんの部屋。
と思ったらすでにいなかった。
アメ
「あれ?」
なんでだろ…。
実は布団の中とか?
探そうと中に入ろうとする。
―バタバタ
足音が聞こえる。
どんどん近づいてきてる?
廊下に出て確かめると
ミクオ
「あ…悪ぃ、俺いっつも一人で起きれるから…」
息を切らしながらクオくんがいた。
もしかして教えるために走ってきてくれたのかな?
ミクオ
「あー…お前のことだから全力で探しそうだったから…な」
アメ
「///!」
ミクオ
「あたりだったようだな、来てよかったぁー」
アメ
「なんかすいません;;」
ミクオ
「いや、別に大丈夫だ」
クオくんはそっぽを向いて返事をする。
クオくんはいつでも優しいなぁ…。
そういえばハレが言ってたけど「頼るならクオか俺に頼れよ!!」って言われた。
あの二人の間でなにかあったのかな?
ミクオ
「なんだよ?」
顔見すぎて変に思われちゃったかな?
アメ
「いいえっなんでもありません」
笑ってごまかす。
クオくんは"?"を浮かべながら「そうか」と言ってリビングに戻った。
さて、次はアカイト兄さんのところか…。
なんかアカイト兄さんのことだからもう起きてそう!
なんて予想をしながら次の部屋へ。