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　目が覚めた。
いつもはルカ姉さんが起こしにきてくれるのだが今日は自分で起きれた。
なんか気分いいな。





アメ
　「今何時だろ…?」





　時計を見るとAM4:07と表示されている。
いつもより2時間ほど早い…。





　とりあえず今日の服装に着替える。
いつも触れてないけどマスターが選んでくれる服装は可愛いけどなんだか恥ずかしい。
いつものﾃﾞﾌｫ服が部屋のハンガーにかかっている。
懐かしー…。
最近全然着てないな、これ。





アメ
　「今日はバーテンダーさんみたいだぁ!」





　恥ずかしいけど、可愛いのは可愛い。
とゆーかボーイッシュの服装が初めてで嬉しい。





―ｶﾞｻｯ





アメ
　「?」





　なんか音が聞こえた。
多分廊下からだろう。
なんだろ、ゴキブリさんでもいるのかな?(虫とか平気な人)





　ドアノブに手をかける。




―ｶﾞﾁｬ




メイト
　「お?」





　そこにはダルそうに欠伸したメイト兄さんがいた。
片手に空のビール缶を持って。





アメ
　「あ…メイトさん、おはようございます」





　ゴキブリさんなんて思ってないです。
ごめんなさい。





メイト
　「おー今日は早いな」





アメ
　「メイトさんこそ!いつもこんな時間なんですか?」





　やっぱりこーゆーバーテンダーさんみたいな服は男の人が着るといいなぁって思うなぁ!





メイト
　「あーこれでも大人だしなぁ、メイコにも怒られるし…昨夜なんかよー」





　とかグチを聞かされた。
お酒のすごさがわかった。
メイコさんはお酒呑むと怖くなるらしい。





　リビングへ行くとルキさんがいた。
本をﾊﾟﾗﾊﾟﾗめくりながら。
あ、いつもと違うにおい。





アメ
　「おはようございます」


メイト
　「うぃーっす」


ルキ
　「Good morningあれ、アメ早いですね」





　メイトさんはルキさんの隣に座り込む。
私はいつものクッションがあるとこに座る。





メイコ
　「あら?早いわね」





　メイコさんがカップを二つ持って台所から出てきた。
バーテンダーの服から胸が突き出てる。
お、大きいなぁ…。





アメ
　「おはようございます」


メイコ
　「おはよ、目が覚めちゃった?」


アメ
　「はい」





―ｺﾄﾝ





　コーヒーの入ったコップをテーブルに置く。
ルキさんとメイトさんが飲むのかな。
大人、だな…。





メイコ
　「昨日は早く寝ちゃったもんね」


アメ
　「よく覚えてないのですが、私どうやって部屋に戻ったんですか?」





　昨日はミクとリンとグミとハレとレンとリントくんとミヤくんとクオくんでカラオケをしていた。
元々は私がハレと練習していたところに皆さんが入ってきて練習に手伝ってもらった。
が、途中で疲れちゃって寝てしまった。





メイト
　「お前はアカイトが運んだんだよ」


アメ
　「え、本当ですか?!」


メイト
　「そーお前らが寝ちゃうもんだから俺らが運んだんだよ」


ルキ
　「まぁ男の子は起こしたんですけどね。あ、ハレくん可愛かったんですよ!やっぱり一見攻めキャラに見えて受けですよねｯあぁ、いいｯｯ」





　…??
な、なんの話だ?
受けと攻め??





メイト
　「ルキ、通じてないぞ」


ルキ
　「そこの子には通じてるからいいですよ」





　そこの子?
ルキさんの指差す方を見たらルカさんがいた。
ﾆﾔﾆﾔしながらｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞのﾎﾟｰｽﾞ。
な、なんなんだろ…;





メイト
　「あー…」


アメ
　「ごめんなさい…?」


ルキ
　「いやいや、通じないのが普通ですよ、純粋ちゃん」





　そうなのかな?
てゆーか純粋ちゃん?!





ルカ
　「でもグミヤ×ミクオは譲れません、おはようございますアメ」





　ルカさんが台所から出てきた。
メイコさんがいない。
そしてまたよくわからない単語が…;
ミヤくん×クオくん??





アメ
　「おはようございます?」





―ｺﾄﾝ





　私の前にコップを置くルカ姉さん。





ルカ
　「ココアでよかったですか?」


アメ
　「ここあ?」


ルカ
　「甘くておいしい飲み物ですよ、そう…言うなら男同士の語り会いでも愛し合っていれば甘い雰囲気になる…あああああああｯ///」


アメ
　「むぅ…?」





　顔を真っ赤にして発狂するルカさん。
やっぱり…わからない;





―ｺﾞｸｯ





　うわ…





アメ
　「おいしい!!」


ルカ
　「ふふ、気に入ってくれましたね。それじゃあメイコさんのお手伝いしてきますね」





　そういって台所に消えてくルカ姉さん。
ココア…おいしい。