「恋ちゃーんっっ!!!」





　多きな声で私の名前を呼ぶ彼。
そちらに顔を向けると何故か泣きそうな顔をしていた。





「どうしたの?」


「あのねー○○が恋ちゃんのこと好きなんだってー!!!」


「へぇ…」





　反応に困るなぁ…。
私の微妙な反応を見て愛之介はまた泣きそうな顔になった。





「○○のこと好きにならない?」


「ならないよ」


「本当に?絶対?」


「本当に絶対にならない」





　「そっかぁー」なんていいながら満面の笑みの彼につられて私も笑う。





「だって私には愛之介がいるしね」





　なんて言ってあげると彼は顔を真っ赤にさせて





「そ、そうだよね///!!!」





　と言って急いで席に戻っていった。










こんな単純で分かりやすい君に夢中です!







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