今日は真広の家にお邪魔してます。
散々イチャイチャして真広は寝ちゃってます。





「(そろそろ帰んなきゃな…)」





 真広の寝顔をじーっと見る。
可愛いなー…。
ほっぺをぷにぷに。





「ん…」





 不機嫌そうにうなる真広を見て笑ってしまう。
よく寝てるし、今日は黙って帰ろうかな?





 窓を静かに開けて屋根を歩く。
静かに部屋に入りちょっと一息。





―〜♪





 突然携帯が鳴った。
手に持っていたので慌てながら画面を見ると電話の相手は真広だった。





「もしもし?」


"「恋、今どこ!?」"





 焦っているみたい。
黙って出て行ったのはまずかったかな?
急いで事情を説明する。





"「ハァ…なんだよ、焦ったー…」"


「ごめんね?」





 かなり心配してくれたみたい。
すごいため息をついている。
なんだかそれが嬉しくてちょっと笑ってしまった。





―ガラッ





 窓が開いてそこには携帯片手に口を尖らせた真広がいた。
真広は携帯を離し窓のふちに手をつく。





「…もう勝手に俺から離れんなよ?」


「…うんっ」





 それからまた抱きつく。
離れたくても離れないよ。





それに、私の彼氏はそう簡単に離してくれないみたい。





(もうご飯の時間だよ?)
(いらねー)
(さっきからお腹なってるけど)
(…ん///)


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