Episode:1



ーなぁ、聞こえてるか?ー






















「きょうすけー」



「なんだ?」



ぴょこぴょこと効果音がつきそうな走りで俺に近づいてくる女の子。



「きょうすけっ」



がばっ




「うわっ」



「きょーすけっ!」




「どうした?よしよし」



「ねぇきょーすけ、きょうはあそんでくれないの?」



「今日か?よーし、いいぞ。遊ぼうぜ!」

















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ふと昔のことを思い出す。
あれは俺が6歳のときだったか…
その少女は2つ下の4歳で、あの子が1人で公園で泣いているところを慰めてから遊ぶようになったんだっけ。



それから毎日のように遊ぶようになって、あの日もいつもの時間にいつものように公園に行ったらその子はいなかった。



その日はたまたまいなかったのだと思い、次の日も、その次の日も行ったが、その子は現れなかった。



しばらくしてから近所のおばさん達の話でその子が引っ越したということを知った。







「懐かしいな…。」





「恭介ー!」



「早くしないと学校遅れちゃうよー!」



「あっ、おい!ちょっと待てよお前ら!」





さぁ、ミッションスタートだ!






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