(キリリク・みとん様)みんなで作ろう。
〜ヨーグルッチプリンを作ろう。〜
園内の調理場には、幼稚園児が集まっている。
「よーし!!みんな、ヨーグルッチ持ってきたかな?」
「「「はぁーい」」」
今日は、みんなでプリンを作る実習だ。
なぜ、ヨーグルッチなのか…それは…。
『ぐるぐるぐるぐるぐる〜ヨーグルッチぷり〜ん♪』
最近流れ始めたこのCMをみた、園児達が食べたい!!と叫んだからだった。
「はい、じゃあみんなー。お鍋にヨーグルッチを入れてね〜。」
CMのプリンは白だが、この飲み物は茶色…。
出来栄えが心配すぎてたまらない。
「せんせー!はじめくんがヨーグルッチのんじゃった〜。」
「はぁ!?」
「あ?のんじゃらめなのか?」
「せんせの話聞いてた!?」
「ま、いいじゃん。」
「はじめ、お前…プリンなしだからな。」
「なんでだよー!」
わーぎゃーと言い合いを始めた二人の間にまぁまぁ…と夏目先生が割って入る。
「ほら、辰巳ちゃんは向こうのできたの冷やして。」
「わぁーたよ。」
「はじめくんは先生のをあげるね。」
「ん!!」
できたプリンの原液を型に流して、冷やしていく。
「さぁーて!!みんな!!冷えるまでお外で遊んできなさ〜い。」
美咲園長の一言で外に出ていく園児達、と辰巳先生に群がる3人の園児。
「「せんせーご本読んでー!」」
「たかちん、三木。」
辰巳先生の袖を引っ張る、古市と三木。
「ってか、登るな、葵!!」
「はう〜。」
「早く早く〜。」
「わぁーったよ!!遊んでやればいいんだろ!?」
「あっあ〜。しぇんしぇ!!あぉいも〜。」
「はいはい、落ちないように捕まってろよ〜。」
三人と一緒に絵本置き場に行く辰巳先生。
五冊目の本を読みはじめる。
「あー、昔々。お爺さんとお婆さんが居ました。お爺さんは熊を倒しに、お婆さんは、イノシシを倒しに行きました。」
「いやいや、辰巳。それ、おかしいからね!?」
「あ?姉貴が知らねーだけだろ?」
「それより、プリン。出来たみたいよ?」
「まじか〜。じゃあ、集めてくるわ〜。」
「よろしくね。」
背中にのせた葵と古市、三木を連れて外に向かって叫ぶ。
「みんなぁー!プリン出来たぜ〜。」
「「「はぁーい!!」」」
はじめのようにみんなで調理場に行き、席に座る。
「はい、どうぞ。」
「ありがとう。」
全員に配りおわり、席に着いた。
「では、手を合わせて…。頂きます!!」
「「「頂きます!!」」」
「って、俺の分は!?」
「あはは、なにいってんの辰巳ちゃん?はじめくんにあげたじゃん。」
「え!?あれお前のじゃないの!?」
「うん。辰巳ちゃんの分だよ〜。」
「まじか…。」
ガックリと肩を落とす辰巳先生の足元に違和感。
「しぇんしぇ〜。あぉいのあげう。」
「……あ、あ、葵―――!!!」
「ひゃう〜」
これでもかと言うほど葵を抱き締めてスリスリと頬を擦り合わせる辰巳先生。
「はい!!しぇんしぇ、あ〜んしちぇ?」
「ん?あ〜ん…。」
パクっ。
「んまい!!」
パァァァ!!と明るくなる葵。
「ほら、葵もあ〜ん。」
「あ〜ん…。おいちーね。」
「だなっ。」
ニコニコと二人はプリンを食べさせましたとさ。
END
みとん様
まず、すみません!!(TT)
なんか、イチャイチャさせれませんでした…( ノД`)
管理人に文才がないばかりに…(泣)
こんなんでも、喜んで頂けたら光栄です(^o^)←
これからも『ほいっぷ☆』をよろしくお願いいたします!!
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[mokuji]
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