(石矢魔ーズ)先生大好き!! ※園児パロ


※男鹿先生と石矢魔幼稚園のチビッコ達



「なぁ!!辰巳先生ヨーグルッチ買えよ!!」

「はじめくぅ〜ん……。誰に向かって、お口聞いてるのかなぁ?」

「放せー!」

ここは、石矢魔幼稚園……。
今日も、辰巳先生の苦悩の一日が始まる…。

ただいま、絶賛怒られ中でスモックを捕まれているのは、ヤクザの息子の神崎一君。

ちょんちょん…。

「あ?なんだ〜?なにかあったか?ねね?」

先生の足をつついたのは、長い髪を一つにまとめた大森寧々ちゃん。

「あのね辰巳先生、はじめくんおろしてあげて?ねね、はじめくんとあそびたいのぉ…。」

「おっ!!ねねちゃん!!あそぼーあそぼー!はーなーせー!!」

じたばた暴れるはじめくん…。

「あー!もうわかったよ!!下ろせばいいんだろ、下ろせば!!」

結局、子供に甘い辰巳先生は、はじめくんをそっと下ろしてあげる。

「もう、あんな口聞くんじゃねーぞ、はじめ?」

頭に手を置いて、ぽんぽんと軽く叩く。

「はぁい…。いこうぜ!!ねねちゃん。」

「ん…!!」

はじめくんは、寧々ちゃんの手を引っ張り滑り台の方へ。

「ん?」

足に違和感を感じて振り向くと、そこには二人の女の子。

「あん?由加と千秋?どした?」

「あのね、あきちーがふるいちに追いかけられてるの!!辰巳っち助けてあげて?」

「ちーあーきちゃーん!!」

「きた……!!」

先生の後ろに隠れる二人…。

「なぁ先生!!ちあきちゃんとゆかちゃんみなかった?」

「たかちん!!女の子ばっかり追いかけてないで男の子とボール遊びでもしてなさい!!女の子こわがってるぞ!!なんか、言ってやれ千秋!!」

「きもい…。」

ガァァァァァ―――ン!!

「俺って…キモいの?」

「あぁ、だから部屋でご本でも読んでろ。」

「よっし!!行くっす、あきちー。」

「ん!!」

とことこ、と去って行った先には…。

「なんや?ケンカうっとんのか?きみ?」

「てめぇーが俺のしずかに手をだしたんじゃねーか…。」

「ちょっと…とらぁ〜…。かーくんもぉ…。」

ゴンッ!!

「「いった(て)!!」」

「いたいやんか!!なにすんのや!!辰巳先生。」

「そーだぞ先生!いてぇじゃねーか!!」

「英虎!!要!!ケンカしてんじゃねーよ…。」

「なんや!!僕らまだケンカはじめてへんで!!」

「うるせー…。仲良く三人で遊びなさい!!」

「「「はぁ〜い……」」」

はぁ〜終わった〜。
と思ったのに…。

「先生!僕とあそんで?ご本よんで?」

「うわぁ!!三木!!ひっつくな!!」

「ひさぁ(ひさや)だよ!!」

(おれ、こいつニガテなんだよなぁ…。)

「ね?おねがい!!先生」

「い、いや〜先生、ちょっと校長先生に呼ばれてるから〜。」

「えぇ…。」

「あ、たかちん!!三木とあそんでやれ!!」

「あ!!辰巳先生?」

やっと、逃げれたぜ。

「ヒック…ヒック…。たつみせんせぇ…。」

「ん?あれは…。」

「あう…!!たつみせんせ」

ひしっ…。

「せんせ…。こぁいゆめ見たの…。」

「そっかそっか…。大丈夫だぞ葵。」

しゃがんで、ぎゅっと抱きしめてあげる。

「もう大丈夫。先生が一緒だからな♪」

「あう…。あぉい、たつみせんせだいしゅき…。」

ぎゅっとしがみつく葵をだっこしながら、今日も先生は大忙し―――………。


END

葵だけがなんか異様に小さい気が……(>_<)


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