(男鹿葵)俺のねぇちゃ※姉弟パロ


「おい!!ねぇちゃ見てねぇか?」

「あ!?てめぇの姉なんざ見てねぇよ!!っつか、何歳だ!?敬語使えやコラ!?」

石矢魔高校の校舎内。

目付きの悪い男の子が、不良に取り囲まれていた。

「2しゃいだ!!」

右手を腰につき、左手で2を作り、デン!!っと突き出す。

「ねぇちゃ見てねぇなら、バイバイ。」

じゃっ!!っと手を上げて立ち去ろうとする男の子。
を、引き留める不良。

「まてや、人に物を聞いといてタダで去ろうってか?」

振り返った男の子は、テケテケと戻って来て…

「えーい☆」

棒読みで、突進してきた。

ガッシャーン!!

不良達がドミノの様に倒れる。

ムクリと起き上がった男の子。

「じゃ!」

瞬く間に消えていった。



――――……一方、

「はぁ、お弁当忘れちゃった。」

「大丈夫ッスか、葵姐さん?」

烈怒帝瑠のみなさんと楽しくおしゃべり中の問題の姉。

「そういや、姐さん。」

「なに?」

「辰巳くん、何歳になりましたか?」

「今、2歳よ。今年で3歳。」

一同が、へぇ〜っとうなずいた時。

ガラガラ…。

「やぁ、葵ちゃん♪グッナイ!!今日こそ勝ったら結婚してね!!」

「……あんた、懲りないわね。てか、結婚とか早いっての。」

呆れた様子の葵と、戦闘体制の烈怒帝瑠。

「姐さん。あたしらがやりますよ。」

「も、いいよ。あたしやるから…。」

「それじゃ、葵ちゃん。グッナイ!!」

下川が葵に攻撃を仕掛けようとしたその時だった。

「てーい☆ひじゃ、かっきゅん☆」

ガックン…!!

開けたままの扉から、飛び込んできて、下川に膝カックンを喰らわせた男の子……と、追いかけてきた先程の不良達。

そのまま、下川を踏みつける男の子。

「あぉいねぇちゃは、俺と結婚すんら!!わかったら、どっか行けばぁーか!」

「た、辰巳!?」

後ずさる不良達。

「よっ!!ねぇちゃ、べんと忘れてたらろ?」

「ありがとう〜!で、後ろの奴らは何?」

「追いかけられたっ!!」

元気に答える辰巳くん。
と、怒る葵姐さん。

「そっか、そっか。………で、あんた達、覚悟はいい?」

約10分による、葵の制裁のあと葵は弟を抱き締めた。

「辰巳ー!お弁当持って来てくれたの?」

「うん!!俺もねぇちゃと一緒にたべう♪」

「はぁぁ…。も、かわいいー//。ね、お姉ちゃんも辰巳と一緒にお弁当たべる〜。」

「ね、姐さん!?」

「……………かわいい。」


ちょこん。と葵の膝に乗せてもらい、上機嫌な辰巳くんとデレッデレッの葵さん。

「俺、あぉいねぇちゃだいしゅきだ♪」

「も、辰巳―――!!」


一日、ご機嫌な葵ちゃんでしたとさ♪



END

なんか、変だ!!

でも、楽しかった♪




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