「えぅ…」


――な、なんでわたしちいさくなってるの!?


朝起きて、いつもより視線の位置が低いことに気が付く。
気のせいであれば良かったのに、いつもなら普通に届く電気のスイッチに手が届かない事に気付き、そこで気のせいではないことを知ってしまった。

「なん、れ?」

その上口調までも舌足らずな子どもの様になってしまっている。
身長だけでなく、内面迄も子どもに退化してしまったようだ。

「あうぅ…」

困った、では済まされない状況だ。
まず、服がない。
パティに借りるのも手かと思ったが、恐らくパティよりも小さくなったに違いない。
だから借りても意味がないだろう。

どうにかどうにかと考えたが解決策は思い浮かばない。



電気のスイッチに届かない

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