| 4 教室へと急ぐ私と、その後ろを歩いてくるベラ。 …足の長さの違いかな、あんまり差がない…悔しい。 急いで教室に着くと、もう既に他のクラスメートは準備万端!って感じでスタンバイしていた。 「おはよう、ユナ。早く準備してしまいしょう?」 にっこり微笑むシシーことナルシッサ。 …こんな可愛くて素敵なのに、あのデコ会長の彼女だなんて…。 「おはよう、シシー。遅くなってごめんね」 謝ればシシーは軽く微笑み、控え室となっている隣の空き教室へ促した。 私のクラスは王道のコスプレ喫茶。 でもクラスメイトの衣装は皆バラバラで、シシーはアリスの衣装を見に纏っている。 本当に似合っていて素敵! そして私はというと、王道のナース服。 生地もしっかりしててエロさは無い…と思ってたんだけど、よく見ると胸元開きすぎじゃありませんか…? 「着れたかい?」 問いかけも無く開けられた間仕切りのカーテンにびっくりしながらも、其処には髪をゆるく纏め、花魁風着流しを着ているベラの姿があった。 「…なんか似合いすぎて怖いね」 「お黙り」 少し被せ気味に返事があったけど、間仕切りのカーテンを閉め近寄ってくるベラに少し後ずさった。 「何、どうしたの…」 「いや、私の仕事をしにきただけさ」 そう言いながら楽しそうに笑い、私の胸を触ってきた。 「えっ…ちょっ…!!」 どうやらベラはあたしの胸を綺麗にしにきたようだった。 「それならそうと、言えばいいじゃない」 「そしたらユナの反応が面白く無いだろう?」 ニヤニヤと笑うベラに溜め息をつく。 でも、ベラのおかげで谷間が見える。さすが歩くエロス、ベラトリックス様だ。 「失礼なこと考えてるんじゃないだろうね?」 そう言って片目を閉じるベラからは色気が駄々漏れだった。 「あははは…」 乾いた笑みを浮かべて誤魔化そうとしたら、ベラは諦めたように溜め息をついた。 「まぁ、早いとこ教室に戻らないと、シシーがまた機嫌悪くなるだろうね」 「…それは、遠慮したいな」 そう言って、私達は控え室を出て教室へと戻った。 [*前] | [次#] |