| 6 教室内はほとんど準備を終え、今は各々の動きの確認をしている。 いつもはこんなに早くクラスメートが揃うことが無いため、今日の皆が如何に本気かが伺い知れる。 「皆、準備は終わったかね?」 朝から朗らかに笑いながら入ってきたスラグホーン先生に視線が集まる。 「今日は年に一度のお祭りだ。羽目を外しすぎないていどに楽しんできなさい」 それだけを言うと、スラグホーン先生は教室から出て行った。 「さて、最終的な打ち合わせを担当別にお願いね」 学級委員をしているアンドロメダ・ブラックがそう言えば、皆は持ち場別に別れた。 私は勿論、接客担当で仕事は開始から昼過ぎまで。 シリウスとの約束もあるしね。 「まず、私たちはスタートダッシュが大事だと思うの」 ニッコリとシシーが笑って言う。 「だから、客引きをセブルスとユナでお願いね」 「「はぁあ?」」 二人で少し不満げに返事をすれば笑顔で何か?と言わんばかりに見つめられる。 …ルシウス先輩も苦労してるのね…。 「あとは今まで通りに動けば大丈夫だから…よろしくお願いね」 シシーのその言葉で、私たち接客班(午前)の打ち合わせが終わった。 「ああ、そうだセブルス!」 「…なんだベラトリックス」 「まぁそう邪険にしなさんな。ユナのこと、頼んだよ」 ぱちり、とウィンクを決めるベラ。 「お前に言われるまでもない」 そう返事して、セブルスはマントを翻し廊下に向かった。 [*前] | [次#] |