サーブ権を得たのは、跡部。
静かに見据える先にいる京華は、口元に笑みを浮かべている。


「ワンセットマッチ、跡部サービスプレイ!!」


急遽審判役に回された宍戸の声がコートに響く。


「ハァッ!」


放たれたサーブは、手加減など微塵もみえない。
だが、ユウナはそのサーブを軽々と返してみせた。
周りの部員に動揺が広がる。そんな空気をそっちのけでラリーは続く。


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テーマ「人外ファンタジー」
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