04


前方でなにやら怖い顔して詰め寄ってくるおじさんの後ろから、何か大きなものが空を切る音が聞こえてきた。


「さぼってんじゃないよ!!!」


そんな大声と一緒に飛んできたのは、真っ黒い金棒。
それのあまりの威力に倉庫らしきものは吹っ飛び、私とルフィが入った樽も一緒に吹っ飛ばされた。


「うわっ!おうっ!」


「きゃぁぁっ!!」


…まぁ、うっかり私の口からも悲鳴が飛び出すような勢いでした。本当に。
幸い、ルフィに捕まっていたからか、軽いかすり傷程度で済んだけど。




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