01
順調に進む船旅。
船なんて、漕いだ事ないから緊張してたんだけど、そろそろ体力が……
「ふぁ……」
小さな欠伸をすれば、少し心配そうに顔を覗き込むルフィ。
「アン大丈夫か?代わるぞ」
そう言って、私の手からオールを取られた。
「ん。ごめん。少しだけ休ませてもらうね」
「おう!」
いつものように笑う彼に安心して目を閉じた。
……のが、いけなかったようです。
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