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「んー、っと。後は…」


必要な教科書類は買い揃え、後は杖とかローブ、梟や鼠、ヒキガエル…っと。
キャリーケースのおかげで重さに堪える…なんてこともなく楽な買い物が出来てる。
先にローブを仕立ててもらい、店の外に視線をやると見たことある面影の少年を見つけた。


(…ん?)


あの空気は確実にマルフォイ家のものなんだけど、そこにいる少年はドラコではない。
…ということは、だ。


(ルシウス・マルフォイ…)


確実に見た目が年上なところを見ればおそらくこの時代は“親世代”つまり。


(ジェームズとかシリウスとかの世代か…)


そんなことを思ってるうちにローブの仕立てが終わり、代金を支払って店の外に出た。


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