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そんなことを悩んでいると、他の男の子が2人やってきた。
…って、あれ、片方、南次郎さんのとこの子じゃん。


「おおーっさすが青学!!設備いいじゃん」


大きな声で近寄ってくる、えっと、…よくわかんない子と南次郎さんの息子、基、リョーマ。
それから、なんかカチローくんがその男の子、堀尾に話してて、邪魔にならないように立ってた。


「…で、お前は誰?」


今まで話に加わらずにいたら、堀尾に変な目で見られた。
まぁ、ここは男子テニス部だしね。女子が居るの付し不思議だよね。


「あは、マネージャー志望の神田です」


「マネージャー?」


不審なものを見るかのような表情をする堀尾にカチン、ってきたけれど、まぁここでただのミーハー女は要らないよね。


「マネージャーって、テニスわかるのかよ?」


そう言って疑問を口にするかれはいい意味で正直な子だな、って思った。
…まぁ、今日が初対面なんで何とも言えないけれど。


「…ざくろは強いよ」


今まで黙っていたリョーマが口を開いた。


「あっは、覚えててくれたんだねー。忘れられてたかと思った」


「…まさか同い年だなんて思わなかったからね」


ま た か 。


リョーマに同い年に思われていないってそうとうショック大きいんですけど。
アナタも大概一年生には見えないよ、カチローと水野を見習いなさい。



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