*[2/3 ]「失礼しまーす」そう言って職員室の扉を開ける。中に居る人がこっちに視線を向ける。(おー、怖)大して、そう思っていなくとも、心の中で小さく呟いた。「ざくろ!」少ししゃがれ気味の声に名前を呼ばれ、其の方を向くと、私の探していた人物が居る。「お呼びですか、竜崎先生」そう他人行儀に言えば、笑いそうになるスミレちゃん。…ちょっと、それはあんまりでしょ。←|index|→