笑顔の風は真上からっ | ナノ

いつもの光景


「おいルフィ!!てめぇまた冷蔵庫漁っただろ!!」


「げっ!バレた!」


今日もゴーイングメリー号の上は賑やかである。
サンジに説教されてるルフィを見ながらナミは頭を抱えた。


「しかたないわね・・・ちょうどここを西に行ったところに島があるわ。そこに寄りましょう」


「あら、その島って・・・」


ロビンが珍しく瞳を輝かせる。


「なにかあるのかー?」


「美味しいものがあるのか!?」


「美味しいものだとー!!」


ウソップ、チョッパーと続き、美味しいものという単語に食いついてきたルフィ。
説教の途中だ!とサンジに怒鳴られてももう興味はロビンの言葉だ。


「美味しいものがあるかどうかは知らないけれども、今噂の踊り子がいる島よ」


「踊り子!?」


今度はさっきまで説教してたはずのサンジが興味を示す。
やれやれ、そう言うようにため息を吐くナミにふふふ、と笑うロビン。


「よーし!次はそこに決まりだな!」


にぃっと笑うルフィに賛同の声が続いた。

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