ちゃんとしなさい!


末っ子根性丸出しで(まぁ下にはジニーがいるわけだけど)
情けないあなたにちょっとした喝を!!


「ロンっ!!また貴方課題をしないでチェスばっかり…!!」


「げっ…ユウカ…」


私の顔を見るなり表情を歪めるロンに私の眉間にも皺が寄る。


「だいたい、ロンは人に頼りすぎなの」


「ハーマイオニーみたいなことを言うなよ…」


ぶつくさと不満を漏らすロン。
もちろんそういう行動も想定の範囲内。


「ハーマイオニーは何も間違えたこと言ってないと思うけれど?」


そう問えば気まずそうに視線をさ迷わせる。


「やぁロン。…どうかしたの?」


「ハリーっ!!」


天からの助けと言わんばかりにハリーを見て顔を輝かせる。


「ロン?またユウカに怒られるようなことでもしたの?」


苦笑いを浮かべるハリーに、ロンは少し不満気な表情を浮かべた。


「またってなんだよ…ハリーもユウカの味方をするんだ」


そう子供みたいな彼に、ついうっかりため息を吐く。


「ロン?貴方のことを心配して言っているの。いつまでも先伸ばしにできないのはわかってるでしょ?」


そう諭すように言えば小さく「わかったよ」と呟いてチェス板を片付け課題に向かった。


「君、ロンの扱いが上手になったよね」


「…ハーマイオニーの苦労がわかっただけよ」


ちゃんとしなさい
「ハリー、一緒にしようっ(ついでに見せてっ!)」
「僕もう終わったけど」
「えっ!!」



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