0.5

緊迫した現場。
それもその筈、今私ざくろは大事な大事な物語の始めを撮影中です。

「う、わぁぁぁああぁぁぁぁあぁぁぁ!!」

『はい、OKでーす』

助監督さんからのおっけーに一旦気を緩める。
今は所謂カメラテストの最中で、タイミングとかをマーキングしてるところ。

「おー、ざくろ、頑張っとるようじゃのぉ」

「当たり前じゃないか、俺の娘だ」

…まだ撮影までかなり時間がある筈なのに、次のシーンとさらにその次の人が来てるよ、早いよもー。

「お疲れ様です。ダンブルドアさん、オリオンさん」

挨拶をすると、2人は素敵笑顔で手を振ってくれた。
…イケメンってずっこい。
そして癒し系ってずっこい。

『本番行きまーす』

「あ、はーい!」

さてさて、頑張ってきます!


[] | []

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -